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入試 解く順番

東工大志望の受験生はこの時期も過去問を解いていることかと思いますが、一つ言っておきたいことがあります。 それは試験においてどういう順番で問題を解くか、ということです。 これは非常に重要なことです。 入試においては、自分が解けそうな問題から解くのが鉄則であり、特に数学に関してはそれを判断するための能力も必要となってきます。 それをぜひとも過去問演習をやっていく中で練習してもらいたいのです。 私は去年のこの時期、冬期講習でk坂先生に東工大入試本番で、1題5分ずつ時間をとり、他の人にそれがどういう問題なのか伝えられるくらい問題文を読み込めと言われました。 問題は全部で5題だから、読むだけで25分も失うことになるので、私は実践しませんでしたが、これも一つの戦略としてはありでしょう。 解ける、と思って手を付け始めたものの、思ったよりも簡単にはいかず、時間だけが経過し、焦った結果、他の問題に移った時に落ち着いて考えることができなくなるということがよくある人は、まずは問題文をよく読みましょう。早とちりはよくありません。 問題集で見た問題に設定が似てるからといってすぐに飛びつくのではなく、まずは一度その問題をよく読み、意図を考えましょう。誘導がついている問題ではなおさらです。 よく時間配分をミスったから上手くいかなかったということを聞きますが、それは実力不足です。 本番でそうならないためにも、日ごろからの練習を欠かさないようにしましょう。

繰り返す学習

引き続き更新します。 私は以前から同じ問題集を繰り返すとこが成績アップにつながると言ってきました。その考えは今でも変わりません。 私の場合どうだったかと言うと、英語と物理、化学に関してはできていたと思うのですが、最後まで苦手意識を払拭することができなかった数学に関しては繰り返すということはあまり出来ていなかったと感じています。 後期の予備校のテキストは、数字も繰り返しやっていたのですが、やはり学習時間が足りなかったのではと思ってしまいます。一部の人を除くと、数学は生半可の学習時間ではなかなか成績が上がりづらいのでしょう。 もう12月ですので、今から新しい問題集に取りかかっても一周するのが限度です。 これからは、今までやってきた問題集の反復を徹底していきましょう。もちろん過去問での対策も忘れずにやってください。

12/25

おはようございます。 定期的に更新したいのですが、なかなか時間が取れずどうしても日が空いてしまいます。 センター試験までいよいよ残り1ヵ月を切りましたね。自分の受験校に合わせて今やるべきことをコツコツやっていきましょう! 今現在、大学受験生ではないにしろ、受験生の指導をさせていただいております。 経験は浅いのですが、私なりに精一杯頑張っています。 私は受験を計3回も経験したので、そのときの辛い精神の状態は忘れません(高校受験を含む)。 特に私の場合は仲間があまりいなかったため、外では一日中誰とも話すことなく、もくもくと勉強をしていたのを思い出します。 このブログでできることは限られていますが、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。 そのうち問題の解説などができればと思っています。今後ともよろしくお願いします。

河合塾冬期講習

こんばんは。 河合塾ではおそらく明日から冬期講習が始まるかと思います。 受験ブログの方を見返したのですが、この時期はかなり忙しくて、ほとんど更新してませんでしたね。東工大講座を受けにわざわざ都心まで行かせてもらっていたのを思い出します。 この時期は冬期講習の予習を軽く済ませ、勉強時間のほとんどを完成シリーズのテキストの復習に費やしていました。 あとは、東工大の理科対策を、模試の過去問を使ってやっていました。 冬期講習では、数学に主に力を入れていました。実はこの時期でも授業中に新しいことを学ぶことが多々ありました。 特に数学3の微積分の問題は慣れも必要です。 きっと完成シリーズでも似た問題が載っているはずですので、出来なかった問題は完成シリーズのも確認しておきましょう。 センター試験対策をする東工大志望の受験生はちゃんと数学3にも触れ、忘れないようにしておきましょう。

ここからの頑張り次第

こんばんは。 この時期は秋の大学別模試の成績表が返ってきますね。皆さんはどうでしたか。 大学別模試は母集団が本番に極めて近いので、同じ大学を志望している集団の中での現在の自分の位置づけがよくわかります。 東工大の場合、大学別模試を受験したのは3600人ほどで、本番は3917人でした。 今年はこのうち929人合格したことを考えると、母集団が3600人の模試だと850位くらいまでの人が合格する計算になります。 しかし、入試というものはもう一回やると、合格者が半分代わると言われています。 それを考えると模試での順位が420位くらいだとほぼ安心なのかなと考えます。(個人的な考えなので保証はありませんが) 実際そのくらいの順位ですと、正規分布で偏差値62,63くらいですから、判定もほとんどの類でA判定がもらえるでしょう。 逆に今回結果が悪かったからと言って、絶対に合格しないというわけではありません。 特に現役生だとここからの伸びが凄まじいケースがあります。実際opや実戦模試でD,Eから合格した人もいます。 前にもお話ししましたが、東工大は運要素が他の大学よりも大きいと考えています。 まだ身に付いていない数学の定石的な解き方や、理科の知識などがあれば早急にやりましょう。 模試はあくまでも模試です。 本番での一回の試験でさえ点が取れればいいということをもう一度再確認して結果が良かった人も気を抜かず頑張りましょう。

受験の宿

少しお伝えするのが遅れましたが、皆さんはすでに受験用の宿泊施設の予約はお済みでしょうか。 国公立大学志望者はわかるかと思いますが、センター試験が終わったあたりくらいから急に予約で一杯になります。 早い人だともうすでに、志望校が変更になることも見据えていくつか宿を押さえています。 そろそろ、宿泊施設のことも考えておきましょう。 東工大受験生におすすめなのは、目黒駅周辺です。試験会場の大岡山駅までは東急目黒線で行けますし、下りなので朝の通勤ラッシュに巻き込まれる心配もありません。(ただ人によっては、試験会場が異なることもあるので注意してください) 試験会場で思い出しましたが、受験番号は出願が早いほど番号が若くなります。 そして、出願するのが遅いと試験会場が大岡山ではなく、別会場となることがあります。 確か今年は田町キャンパスでした。

東工大模試

こんにちは。 去年の今頃、私は慢性的な首の痛みに悩まされていました。 気温が下がると、血行が悪くなるので、首、肩凝りに悩まされる人が多くなるようです。 受験生は、長時間同じ姿勢を取ることが多いので特に注意が必要です。 これは私だけに当てはまることかもしれませんが、首や肩が凝っている状態だと思考力が低下する気がしました。 受験生の皆さん、この時期の無理は禁物です。こまめに休憩もはさみつつ勉強に励みましょう。 (私の場合は2週間に1度くらいの頻度でマッサージ屋さんに行かせてもらっておりました) さて、ちょっと時間が経過してしまいましたが、東工大模試を受験された方お疲れ様でした。 今年の問題は見ていませんが、例年通り難しかったことかと思われます。 前にもお話ししましたが、今回思うようにいかず悩んでいる受験生がいましたら、理科を徹底的にやりましょう。 人にもよりますが、一般的に数学は個人の能力や日頃の積み重ねによるところが多いので、一朝一夕には成績はあがりません。 英語に関しても数学同様でこの時期からすぐに成績を伸ばすというのは少し厳しいです。 ただ出題形式には慣れる必要があるので、過去問とうを使用して演習を詰むことは大切です。 その点、理科は範囲が絞られており、過去何年間にもわたって重点的に出題されている分野があります(詳しくは過去問を見てください) 本試験で取れていない私が言うのも何ですが、理科に関しては100/150取れるくらいになるのが望ましいです。 同模試で4〜5割ほどしか得点できなかった私でも、本番までにはそれくらいの自信が持てました。

10月も終わり

お久しぶりです。 肌寒い日が続くようになってきました。 特に受験生の方は体調にお気を付けください。 さて、今年も模試ラッシュの時期がやってきました。 受験校を最終決定する上での判断材料となるので、気を引き締めていきましょう。

センター試験出願について

こんにちは。 9月も残すところ半分となってしまいましたが、受験生の皆さんはセンター試験の願書出願の準備を進めていますでしょうか。出願に必要な書類が入っている受験案内はもうすでに取り寄せることが可能です。 現役生の方は学校経由で出願をしますが、既卒の方は個人で直接出願しなければならないので、出願期間も確認して早めの準備を心がけましょう。

東工大受験生へ

どうもこんにちは。 今回はコメントにもありましたので、冠模試でのA判定、B判定の基準をお伝えしたいと思います。 東工大受験生の中には8月に実施された各大学の冠模試を受験された方もいるかと思いますので、私が去年受験した東北大opの判定の基準や冊子掲載の基準もお伝えします。 東北大に限っては受験者層が多い学部・学科のみ記しておきます。 2016年度第1回東北大オープン模試  (800点満点、左から冊子掲載、A判定、B判定の点数です) 工学部機械知能 433  359  325 工学部電気情報 440  326  299 理学部物理 436  330  301 東工大op、実践についても同様な形で記しておきます。 2016年度東工大オープン模試  (750点満点) 1類 439  416  361 2類 435  393  334  3類 494  399  349 4類 454  412  368 5類 459  399  365 6類 435  410  358 7類 463  364  334 2016年度東工大実践模試(750点満点) 1類 458  404  360 2類 436  386  348 3類 450  399  360 4類 460  411  373 5類 436  394  358 6類 444  388  352 7類 397  374  334 ※すべて左から準に冊子掲載、A判定、B判定の基準となっております。C判定の基準は載せていませんので注意してください。

折り返し地点

こんばんは。 しばらくぶくの更新です。 国公立大学の2次試験まであと半年となりました。 夏ももうすぐ終わり、学校が始まるかと思います。 今まで思うように勉強時間を確保できなかった人もこれからの頑張り次第ではまだまだ挽回可能なはずです。 私もそうでしたが、この時期は心に余裕がなくなります。 焦る気持ちもわかりますが、体調を崩すと元も子もないので、そのへんのことにも気を使いながら頑張っていきましょう。 更新がなくても質問等受け付けていますので、いつでもお気軽にどうぞ

東工大化学

こんばんは。 前に東工大の入試について思うことがあると言ってので(化学のみ)それについて書こうと思います。 まずは多くの受験生が気になっているであろう配点についてです。 私は浪人したので2回東工大を受験したわけですが、残念ながら去年のものについては自己採点をしなかったので、配点を推測するサンプルは今年の試験しかありません。 今年の試験についての自己採点は受験ブログのほうに書きましたが、間違えた問題だけここにも記しておきます。 1× 2〇 3△ 4〇 5〇 6△ 7× 8△ 9ⅰ〇 9ⅱ〇 10ⅰ〇 10ⅱ〇 11〇 12☐ 13△ 14〇 15× △は正誤問題において正答が2つのうち片方のみを書いたということを示しています。 ☐は正誤問題において正答2つのうち正答+誤答を書いたということを示しています。 これで93/150になるということだけでも知っておいて損はないでしょう。 受験生の多くは、正誤問題において△や☐のときに何点もらえるのか知りたいと思いますが、その問題の配点にもよるので何とも言えないと思います。少なくとも完全正答でないと点が入らないということはないでしょう。 予備校講師が言うには、正誤問題は1題8点満点で答えが2つある問題の場合、正答1つ+空欄で5点、正答+誤答で4点が入るみたいですが、そもそも今年の入試において1題8点というのは考えられません。というのも、そうすると数値計算の問題の配点が著しく高くなってしまうからです。 当初は私もそれで自己採点してしまいましたが…。 そこで、一律配点だと仮定して(1題10点)△は5点、☐を3点としてみると見事に93/150となることが説明できるのですが、サンプル数が私のだけだと説得性もないので、何とも言えません。 また何かわかり次第お伝えしますので、今後ともよろしくお願いします。

夏休み中の勉強時間

こんにちは。 いよいよ受験の山場である夏がやって来ます。 現役生の方は学校の授業がほぼなくなるため自学に使える時間が大いに増え、浪人生の方は夏期講習を除くと講義がないので、やはり自学時間が増えることかと思います。 しかし、一体どれくらい勉強すればいいのか悩む受験生は多いでしょう。 勉強時間ばかり気にするのも良くはありませんが、一つの目安として私の場合どうだったのかをお伝えしようと思います。 私自身、去年1年間ほぼ毎日学習記録を受験ブログのほうに書き続けたので、自分がどれくらいやっていたのか興味があります。 しかし、今まで学習時間の集計を取ったことはありませんでした。 夏の間は、自宅浪人していたせいか、ほぼ毎日ブログを更新していました。 学習記録もしっかり残っていたので、この期間の学習時間を計算しようと思います。 夏休み 51日間(7/12〜8/31) 学習時間が0の日: 7/14(サクセスクリニック) 7/22 7/24(京大プレ) 7/30(全統マーク模試) 7/31               8/15 8/25 模試があった日は勉強できなかった日とやった日があるのですが、やっていない日に関しては平均学習時間を計算するときには除外することにします。 除外する日数:3 合計学習時間:8977min (51-3=)48日間における平均学習時間:187,0min 今計算してみたのですが、思っていたよりも少なくて驚いています。 しかし、考えてみたら東工大は英数理理のみで、私の場合英語は現役時にがんばったおかげでそこそこ得意だったこともあり、実際勉強していたのは、ほとんど数学と理科だけでした。 それを考えると勉強時間も妥当だったのかもしれません。

第2回サクセスクリニック

こんばんは 河合塾生はそろそろ基礎シリーズが終了し、第2回サクセスクリニックを受験することになります。 こうして終わりが近づいてくると、思ってたよりも早かったと感じる方が多いのではないでしょうか。 さて、サクセスクリニックは河合塾においてテキストの種類を決定する大事なテストですが、入塾直後にも受けた思います。前期のテキストの種類(無印、T)は入塾直後の方のテストで決められてしまうのですが、後期で使うテキストはこの第2回サクセスクリニックの結果によっては変更することができます。 しかし、基本的には後期でも前期と同じテキストを使うことになります。 テキストの種類を変えると、必然的に担当講師も変わってしまうので、チューターもテキスト変更はおすすめしてきません。どうしても変えたい場合は、サクセスクリニックでかなりの高得点が必要になってきます。 前にも書きましたが、私は化学が前期無印だったので、後期からはTテキストに変更したいと思っていました。そこで申請願いを出したのですが、許可はおりませんでした。 その頃の私は、無印テキストで東工大に合格できるのかどうかが心配でチューターに相談をしてのですが、何とも微妙な反応をされたのをよく覚えています。絶対無理とまでは言わないけれど、今までで無印から合格した人はほとんどいないみたいなことを聞きました。 逆に、Tテキストの使用許可が下りるくらいの得点を取れないのであれば、東工大合格は厳しいということなのかもしれません。 実際に私の校舎からは東工大何名か受験しましたが、私以外に合格したのは全員Tテキストでした。無印からは残念ながらいなかったようです。 私はかなりマイペースに学習しており、この時期には、まだ有機化学に触れていませんでした。 あと理論化学の最後の分野である電気化学のところもまだ重問が終わっていませんでした。 これらの分野であまり得点できなかったので、得点がいまいち伸びませんでした。 今日はこの辺で失礼します。 何か質問あればどうぞ。

オープンキャンパス

もう7月ですね。 現役生はあと3週間、浪人生ならあと1週間ほどで夏休みに突入します。 夏の間にどれだけ勉強するかは、今後の成績を大きく左右します。 ぜひとも悔いの残らないように頑張ってください。 ところで、夏には各大学でオープンキャンパスが実施されます。 これは可能であれば参加したほうがいいと思っています。 というよりは、実際に受験する大学は入試本番までに身近な場所だと感じることができるようになるまで訪れてみるのがいいです。 試験本番に初めてその大学に行くのだと、余計に緊張してしまい、いつも通りの力を発揮するのが難しくなります。 特に現役生や、去年とは別の大学を志望している浪人生は、少し遠くても1回くらいは行ってみてください。 自分が通うことになるであろう大学の雰囲気を味わうことができる機会はそうそうありません。 大学によっては体験授業を受けることもできるのでぜひこの機会に行ってみてはいかがでしょうか。

模試

そろそろ5月に受験した模試の結果が判明した頃でしょうか。 成績表が返却されたらまずは、どこで失点をしたのかを確認しましょう。 前に模擬試験は受けること自体に意味があるとのことを書きましたが、せっかく貴重な時間を使って受けたのですから、間違えた問題を復習して、身についていなかった知識や解法を再確認しましょう。 かく言う私は、現役時代、模試を受けっぱなしにしておりました。 ここで参考として各大学の合格者の平均偏差値を載せておきます。 全統記述模試(第2回、第3回を平均したもの) いずれも2016年度に合格された方のデータです。 東京工業大学 第1類 英語:62,6 数学:65,7 物理:63,5 化学:64,0 東京工業大学 第4類 英語:63,9 数学:66,7 物理:65,0 化学:65,5 慶應大学 理工 学門1 英語:69,7 数学:67,7 物理:66,9 化学:67,9 早稲田大 基幹理工 学系Ⅱ 英語:67,1 数学:65,6 物理:64,4 化学:65,0 駿台全国模試については、私は第一回のものを受けたことがありませんが、やはり相当難しいらしいです。 第2回と第3回のは受けたことがありますが、英語、理科に関しては東工大本試験よりも難易度が高いように感じました。 今回結果が芳しくなかったといってまだあきらめる時期ではありません。 逆に、今回良い判定だった受験生も慢心せず、今やるべきことに専念しましょう。

現役時の駿台模試

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こんにちは。 まだ公開していなかった現役時の模試があることを思い出したので、本ブログにも載せます。 あまりにも結果が悪かったので載せるのを躊躇していた駿台全国模試です。 第2回の模試で7類後期になっているのはおそらくマークミスだと思います。 第3回駿台模試は12月の始めにあったのですが、この時期は東工大を諦めていた時期だったので、志望校判定欄に書きませんでした(11月後半~12月半ばあたり) 東工大 後期 7類 E 東北大 工 D 北大 後期 工 E 阪大 工 E 東京理科大 工 E 東北大 工 D 北大 総合理系 D 北大 後期 工 E 首都大 後期 システムデザイン D 大阪府大 中期 工 E 東京理科大 工 E 芝浦工大 工 C 明治大 理工 C

2017年早稲田大学 合格最低点

こんばんは。 今年の早稲田大の入試得点結果も公表されたようですので、それに関する記事を書きます。 私が今年受験したのは基幹理工学部学系Ⅱと教育学部理学科地球科学専修の2つです。 基幹理工学部学系Ⅱの最低点は187/360だったようです。倍率も4,9倍となかなかの高倍率でした。自己採点は受験ブログを見ていただけたらわかりますが、130ほどでしたのでやはり到底及ばなかったのでしょう。得点調整等があればわかりませんが…。 教育学部理学科地球科学専修の最低点は92,95/150と例年に比べると高かったようです。 しかも倍率は9,7倍だったようで、私が今まで受験してきた試験の中では一番の高倍率でした。 自己採点は92点なので、本当にスレスレで合格したのだと思います。 他の学部・学科の結果も載せておきます。 ①先進理工学部(360点満点) 物理学科:199 応用物理学科:175 化学・生命化学科:194 応用化学科:196 生命医科学科:201 電気・情報生命工学科:183 ②創造理工学部 総合機械工学科:179 経営システム工学科:173 社会環境工学科:185 環境資源工学科:175 先進理工学部では第2希望制度を採用してるので、第2希望で合格するケースもあるようです。 実際に私の周りでも、第2で応用物理に合格した人がいます。 早稲田大は問題がかなり難しいです。それに試験時間も短いので、合格するのに必要な学力は相当高いです。理系科目は捨て問をすばやく判断し、標準的な問題を確実に取っていかないと合格できないと思います。英語に関しては、文章それ自体が難解です。 また問題文も英語で書かれているため、解くのに時間がかかります。 あの問題をすべて解ききるのは至難の業です。 他の難関大に比べると理化の比重が小さいので、理化で差をつけたい受験生にとっては不利な戦いとなるでしょう。

謝罪

早稲田大の開示結果を知るためには、請求しないといけないことを知りました。 国公立大学の場合は出願時に得点開示の返却を希望するかどうかを決めることができますが、私立大の場合は合否が分かった後に請求するみたいです。 なお早稲田大の場合は不合格者のみ得点を知ることができます。 配点や採点の厳しさが分かれば、受験生に有益な情報を与えられると思ったのですが残念です。 得点だけでは判断できなかったかもしれませんが…。 化学の1番で、3つとも正解の場合のみ点が入るのかどうかは私も知りたかったところです。 来年に生かしたい受験生は絶対に私のようなミスはしないように気を付けましょう。 今年の基幹理工学部学系Ⅱの合格最低点を知っている方がいましたら教えていただけると幸いです。

2018河合 入試難易度ランク 

2018年度の入試難易度予想ランクが発表されたようです。 毎年更新されているので、前年の入試結果のデータからこのランキング表を作成しているのでしょう。 去年からの変更があったところを中心に書いていきます。 一応東工大にもセンターのボーダー得点率があるようですね。 気にする必要はないと思いますが…。 前回の記事でも書いた通り、河合の偏差値ランクは2,5刻みなので少々大雑把です。 いまいち仕組みがわかっていない方は前回の記事を参照してください。 あくまでも参考程度に見るのがいいと思います。 ※数値は全統記述模試におけるボーダー偏差値(2次ランク)  ()内はセンター得点率(ボーダー)を示しています。 ①国公立大 工学系 去年➡今年 (ⅰ)前期日程 東工大2類 65,0(83%)➡62,5(83%) 東工大7類 62,5(82%)➡65,0(83%) 京都大 工 地球工 65,0(84%)➡62,5(84%) 京都大 工 工業化学 65,0(84%)➡62,5(83%) 東北大 工 機械知能航空工 57,5(80%)➡60,0(82%) 東北大 工 材料科学総合 57,5(79%)➡60,0(80%) (ⅱ)後期日程 横浜国大 理工 機械工学 60,0(83%)➡65,0(86%) 横浜国大 都市科学 都市基盤 60,0(83%)➡65,0(86%) 北海道大 工 応用理工系 60,0(85%)➡65,0(83%) 千葉大 工 機械工学 60,0(80%)➡62,5(82%) ②私立大 工学系 去年➡今年 早稲田大 基幹理工Ⅱ 62,5 ➡65,0 早稲田大 創造理工 総合機械、社会環境工、環境資源工 62,5➡65,0 上智大 理工 機能創造理工 62,5➡60,0 上智大 理工 情報理工 62,5➡60,0 難関国立大では、京大東工大東北大の一部の学科で2次ランクの変動がありました。 後期日程では、北大や横工大の一部の学科で2ランク上がったようです。 私立大では、早稲田大の基幹理工と創造理工のほとんどの学科が1ランク上がってボーダーが65,0になりました。 東工大は何故だかボーダーランクが65,0となっていますが、実際はそんなに高くない気がします。 ただ、余裕をもっ...

全統模試 判定の仕組み

6月に入ってから1週間が経ちました。 この時期はペースメーカーとなる模試がほとんどないこともあり、気が抜けてしまいがちになりますが、1年はあっという間に過ぎ去ってしまいます。 早め早めの対策を心掛けましょう。 さて、そろそろ河合塾・Z会共催プレステージの結果が返却されたかと思います。 この模試は受験者数が圧倒的に少ないのと、問題が非常にハイレベルなのが特徴です。 私自身はこの模試を受験したことがありませんが、母集団のレベルも相当なものらしいです。 当模試は河合塾も携わっているということで、合否判定が全統記述模試のと同じです。 全統記述の結果は3週間ほど先に帰ってくるかと思いますが、ここでは合否判定の仕組みについて説明します。 全統模試では、各大学ごとにランクが設定されています。 このランクというのは偏差値2,5刻みで表されていて、例えば偏差値50,0~52,4といったものがあります。ここでは分かりやすくするために、東工大1類を例にします。東工大1類のランクは65,0~67,4で、一つ上のランクは67,5~69,9、さらにその一つ上が70,0~72,4となっています。 反対に、一つ下のランクは62,5~64,9、さらにその一つ下が60,0~62,4となっています。 ここで注意しておきたいのは、模試の結果が大学と同じランク内の偏差値の場合、その大学の判定がCになるということです。大学のランクというのはボーダーラインであって、合格可能性が半々になる基準のことだったんですね。 ではA判定、B判定を取るにはどうしたらいいのでしょうか。その仕組みはいたって簡単で、大学のランクより一つ上のランク内の偏差値だとB判定、2つ以上上だとA判定を取ることができます。 反対に1つ下だとD判定、2つ以上下だとE判定になってしまいます。 次に各大学の合否判定に使われる偏差値について説明します。 2次試験の科目が全く同じ大学でも、それぞれの合否判定に使用される偏差値が異なることがあります。全統模試では各大学の実際の入試における、科目ごとの配点ウェイトも考慮して偏差値を算出します。東工大の場合、科目配点の比は、英:数:物:化=1:2:1:1となっています。 ある人の模試の成績が、英:65,0 数:70,0 物:65,0...

2017年慶應義塾大学 合格最低点

こんばんは。 今年度の慶應大理工学部入試の最低点が発表されました。 受験者数は去年とほぼ同じで、8740名。 合格者数は2327名、補欠合格者も含めると2435名だったようです。 現浪別入学許可者の割合としては、現役が56.5%、1浪が40.9%、2浪以上・その他が2.6% 各科目の配点などは以前書いた記事「慶應大理工 対策」をご覧ください。 今年の最低点は271/500だったようです。 偶然にも去年と同じ点数でした。受験者平均点は229/500でしたが、これも去年の結果とほぼ同じでした。 理工学部は学門1から学門5までがあるのですが、この最低点というのは各学門の正規合格者の最低点を各学門の合格者数で重み付けして平均した値です。 よって各学門ごとの最低点というのはわからないのですが、2016年度の早慶大オープンによると各学門の難易度序列は、4>3>5>1>2のようです。 どのようにして決めているのかはわかりませんが、最低点の順番もこの通りなのかもしれません。 慶應大の自己採点は受験ブログのほうに書いてあるので、よかったら見てください。 何か質問あればどうぞ。

全統マーク模試 

もう第一回全統マーク模試の結果が返却されたと思います。 そこで今回は、過去の合格者が同模試においてどれくらいの成績をとっていたのかを伝えます。 下のデータは2016年度に合格した人たちの第2回、第3回の全統模試の平均をとったものです。 最後の全統プレ模試の結果も含まれているかもしれませんが…。   ※値は全国偏差値です。 サンプル数はおそらく合格者の半分ほどなので、信憑性はあります。 東京工業大学 第1類 英語:62,1 リスニング:59,7 数学ⅠA:63,7 数学ⅡB:66,4 数学①②:66,0 国語:57,3 現代文:55,1 古文:52,5 漢文:59,0 化学:64,6 物理:64,2 地理B:55,5 5-7理系:62,8 理系:64,7 東北大学 理学部 物理系 英語:63,5 リスニング:60,6 数学ⅠA:62,2 数学ⅡB:64,9 数学①②:64,4 国語:60,5 現代文:57,4 古文:57,0 漢文:59,5 化学:63,7 物理:64,6 地理B:59,8 5-7理系:64,2 理系:64,5 大阪大学 理学部 物理学科 英語:61,4 リスニング:59,7 数学ⅠA:61,8 数学ⅡB:63,7 数学①②:63,6 国語:60,0 現代文:56,8 古文:56,5 漢文:59,7 化学:61,4 物理:62,1 地理B:58,3 5-7理系:62,5 理系:63,1 第1回のマーク模試はそれ以降のと比べると、難易度が低いです。 私が現役のときと浪人のときに言われましたが、第2回の全統マーク模試はかなり重要です。 今回できなかった問題をしっかり復習して次の模試に生かしてください。

問題集プラン

参考書・問題集選びで悩む受験生は多いです。 私も現役時代には苦労しました。そこで今回は私がオススメする問題集ルートを紹介します。 大学のレベルに応じて紹介するので、自分の志望校と照らし合わせて見てください。 ※東大京大、医学部とうを目指している人の力にはなれませんのでご了承ください。 旧帝大とはこの2つを除く大学群のことを指しています。 準難関大とは大手予備校が公表している大学群のことです。 私自身が使用していない問題集も含まれています。 ここで書かれていることは、広く一般的に言われていることを私なりにまとめたものです。 志望校の出題傾向や問題難易度の確認を行ってから計画を立てましょう。 1:数学 ①教科書傍用問題集(ex.サクシード,4step)➡②1対1対応の演習➡③プラチカor新スタ演➡過去問 ②は省略可能です。特に現役生は量的に厳しいので、教科書傍用➡プラチカがおすすめです。 教科書傍用がしっかり理解できたなら、そのまま③に移ることは容易なはずです。 地方国公立大、中堅私立大なら①まで。準難関大学、上位私立大なら②まで。 旧帝大、東工大、早慶大なら③まで。 2:物理 ①物理のエッセンスor教科書傍用問題集(ex.セミナー、リードα)➡②良問の風or漆原最強の88題➡③重要問題集or名問の森➡過去問 物理に関してはどれだけ多くの問題に触れたかが重要です。いろいろな入試問題を解くという意味では、教科書傍用だけでは足りません。いずれの大学を目指すにしても②、③へとステップアップすることをお勧めします。こちらも②は省略可能です。自分の理解度に合わせて決めるといいでしょう。③の問題集は絶対に2周はしてください。初見ですべて解けたのであれば別ですが、最初は苦戦するはずです。何度も解いていくうちにやり方などが身につくものなので、繰り返しやることを強く勧めします。旧帝大、東工大、早慶大志望ならぜひ③までやってください。 それ以外だと特別物理の比重が大きかったり、難しかったりする大学でないのならば②までで十分です。 3:化学 ①教科書傍用問題集(ex.セミナー、センサー)➡②重要問題集➡③化学の新演習➡過去問 化学に関しては、教科書傍用がかなり役に立ちます。これだけでも入試問題に太刀打ちでき...

2017年東京理科大学 合格最低点

ようやく、今年の理科大入試の最低点が公表されました。 私が今年受験した理学部第一部物理学科の合格者最低点(補欠者含む)は161/300でした。 自己採点だと190なのですが、採点方式もわからないので、何とも言えません。 今後の受験生は、受験ブログのほうに間違えた問題を記録しておいたのでそれを参考にしてください。 例年は、もっと最低点が高いのですが、今年は物理の難化が影響したせいか思いのほか低かったです。理学部の人気が落ちてきたのもその原因の一つなのかもしれません。 昨年は理学部第一部全体の倍率が3,6倍だったのに対し、今年は3,1倍でした。 反対に、今年最も集中したのは経営学部だったようです。倍率は6倍だったようですが、文系理系どちらでも受験できることが関係しているのでしょうか。 どの大学でも言えることとしては、機械系、情報工学、建築が特に人気となっていて、高倍率となっています。 東工大では4~6類がそれぞれ該当しますが、いずれも高倍率で合格者の最低点も高いです。 早慶大についても、最低点が公表され次第記事を書く予定です。

本試の結果からみる去年からの伸び②

今回は2次試験編です。 まずは結果を振り返ります。 ②東京工業大学2次試験  去年➡今年 数学:105➡150 (+45) 英語:74➡95 (+21) 物理:16➡85 (+69) 化学:61➡93 (+32) 合計(750点満点) 256➡423 (+167) コメント 去年は合格点に達した科目が1つもない状況でした。しかし、今年は特に足を引っ張る科目もなく満遍なく得点できていました。一番出来の悪いと思っていた英語が一番得点率の高い科目で、やはり自分は理系でないことがわかりました。過去問を解いている感じだと理科は100超えしていたのですが、本番では届きませんでした。それが唯一の心残りではあります。 この結果を受けて、受験生に言っておきたいことがあります。 1つは苦手科目をつくるなということです。私は数学だけが苦手でしたが、後半は数学に力を注いでいました。その結果、本番でも合格点を取ることができました。因みに周りの合格者は100点台前半の人が多い印象を受けました。もちろん200点超えている人もいますが、今年は難化の年だったので、半分でもそこそこだと思っています。話がそれてしまいましたが、苦手科目をつくらないというのは受験戦略上とても理にかなっていることです。東工大みたいに配点が大きく偏っている大学ですら当てはまることなので、どの大学を受験するにしても苦手科目は極力なくしていきましょう。 なぜ大事かというと、受験というのは水物だからです。運が悪くて不合格になって諦めがつくのであればいいのですが、ほとんどの人はそれでいいとは思わないはずです。 大学入試においては、それまでの入試傾向と大きく変わることがしばしばあります。例えば、英語がとても難しくて差がつかないとよく言われているから、英語は捨てる(あまり勉強しない)戦略をとったとします。しかし、受験した年に限って英語が大幅に易化して、あまり得点できなかった受験生は周りと大きく差がつけられる結果となることもあります。同じような理由で、ある1つの科目に頼る戦法もよくありません。 2つ目は、現役時の成績は気にするなということです。私は現役時には150点ほど足らずに第一志望に落ちました。去年、開示結果を見た時には家族、友人からは、来年も無理なんじゃないかと言われました...

本試の結果からみる去年からの伸び①

受験ブログを見て頂けたらわかることですが、私の1年間の伸びをセンター試験と2次試験の結果から振り返ってみます。よく浪人生は伸びないと言われてるので、不安に思っている方が励みにしていただけたらと思います。 今回はセンター試験編です。 ①センター試験  去年➡今年 地理B:43➡54(+11) 現代文:65➡82(+17) 古文:37➡30(−7) 漢文:34➡24(−10) 国語計136➡136(±0) 英語筆記:165➡191(+26) リスニング:44➡48(+4) 数学①:72➡86(+14) 数学②:69➡82(+13) 物理:93➡96(+3) 化学:69➡80(+11) 合計(950点満点) 691➡773(+82) コメント 古文・漢文を除くすべての科目の点数が伸びました。 問題の難易度の差も考慮しないといけないのですが、合計で82点も伸びたので、全体的にはだいぶ学力が上がったと実感しました。 配点を考慮すると、一番点が上がったのは現代文ということになりますね。 この結果には私も驚きを隠せませんが、予備校の授業では問題の解き方を効率よく学ぶことができました。 去年は苦手だった現代文も、国語の中では一番の得点源となり、マーク模試でも9割を超えることが何度かありました。 次に伸びが顕著に見られる科目は数学ですね。 センター数学で重要なのは、いかにスピーディーに解けるかです。制限時間60分で全て解き切るのには相当な計算力が必要です。 目標の9割には届かなかったものの、去年から合計で27点も伸びました。 浪人生だからといって、あまり伸びしろがないなんてことは決してありません。 中には200点以上も点数を伸ばす人もいます。 現時点での成績では志望校に届かないからといって志望変更するのにはまだ早いです。 自分の可能性を信じて最後まであきらめずにがんばってください。

雑談

こんばんは。 受験ブログのほうで東工大の得点開示の結果を載せたので、よかったら見てください。 早稲田大理工の得点開示結果は当ブログに載せる予定なので、受験ブログのほうは終了です。 昨日は、とある古本屋に行ってきました。受験関連の参考書を見るのは久しぶりでした。 そこである本を見つけました。旧課程の良問プラチカⅢCです。プラチカの数ⅢCはかなり難しいとの評判で、見たところ河合塾大学受験科の完成シリーズTテキストと同じくらいの難易度だと感じました。 実際、全く同じ問題や類似した問題が多く掲載さてれいて驚いたくらいです。 新課程のものは見たことないですが、おそらく載っている問題も旧課程のものとあまり変わっていないことでしょう。 東工大志望の受験生が最後の演習として使用する問題集としては最適だと思います。 一度、手に取って見てみてはどうでしょうか。 そういえば、もう来年度の赤本が売られていました。まだ一部の大学しかないようですが。 難関大学では赤本と青本(駿台)がありますが、個人的には赤本のほうが使いやすかったです。 理由としては、青本の解答がとても思いつけないようなものが多いからです。 赤本は多少強引でも、これなら試験中でも思いつくことができると思える解答が多かったです。 これは特に数学について言えることですが、得意な人からすると青本の解答のほうがいいと感じるのかもしれません。やる時期は自分の学力に自信がついてからで大丈夫だと思いますが、志望校の問題の難易度や頻出分野などは今の時期からでも知っておいた方がいいでしょう。 東工大の開示結果を受けて、採点基準について思うことがいくつかあったのでそれについてまた今度書きます。

夏期講習

そろそろ予備校の夏期講習の申し込みが始まったころでしょうか。 申し訳ありませんが、今回も河合塾生に限ってとさせていただきます。 夏期講習いくつ取るべきなのかわからない方も多いとは思いますが、前期のテキストの内容がしっかり身についていないのなら、そっちの復習を優先させたほうがいいです。そもそも、夏期講習は基礎シリーズのテキストと完成シリーズのテキストのギャップを埋めるためにあるものです。両者のテキストには圧倒的な難易度の差があります。 だから、基礎シリーズの復習が済んでいないのなら、そっちを優先させたほうがいいという訳です。 もちろん、理想なのは基礎シリーズのテキストは授業が終わるころには完璧にしてあり、夏の間に講習を受けて、完成シリーズに臨むというかたちです。 ですが、基礎シリーズのテキストがまだなら、あれこれやることを増やさずに、それ1つに絞った方がいいはずです。かく言う私は、夏の間は前期のテキストの復習ばかりやっていました。夏期講習は1つも取りませんでした。 夏期講習を取らなかったからかはわかりませんが、完成シリーズではかなり苦労しました。 数学については、予習の段階で解けた問題がほとんどありませんでした。 私が数学に苦手意識を持つようになったのも、完成シリーズが始まってからです。 また、同じことを言うことになりましたが、基礎シリーズ中である今が勝負だと思っています。 ここで手を抜くと、あとあと苦労することになります。正念場だと思ってがんばってください。

第1回全統記述模試

こんにちは。 受験ブログのどこかの記事でも書きましたが、全統記述は出題分野や出題形式が大よそ決まっています(特に数学) 受験生には苦手分野を作ることなく満遍なく勉強してほしいですが、模試をいい機会として特定の分野を補強するのはいいことだと思うので、模試に向けての勉強もやってみてはどうでしょうか。 数学で言えば、第1問の小問集合を除くと、三角関数の最大最小絡み、確率、平面ベクトル、複素数平面、図形絡みの極限といったところでしょう。最後の2つはどちらか1つの選択です。もちろん、これら以外からの出題も考えられますが、2年連続で出題分野は同じでした。 採点は普通だと感じました。 英語に関しては、1度受けたことがある方ならわかりますが、現役生の方は知らないと思うので一応書いておくと、1,2は選択問題でどちらか1つを選択するのですが、多くの受験生は1番のリスニングを選択されるかと思います。長めの放送を聞いて設問5つに答えるスタンスだと思います。 配点は15点。3番は文法や語彙に関する問題で選択問題がメインですが、単語を書かせる問題が例年2つほどあります。配点は20点。4,5は長文読解です。和訳問題や説明問題が多いですが、選択式の問題もあります。オーソドックスな国公立大の二次試験のような感じです。 配点はどちらも60点です。6番は英作文です。並べ替え問題4問と簡単な英訳問題、そして本格的な英作文からの出題になるかと思います。配点は45点。 採点に関しては、長文問題は甘めに感じましたが、英作文はしっかりしていると思います。 理科に関しては、個人的に時間が厳しいように感じましたが、本番の試験でも多くの大学が1科目当たり60分だと思うので、いい練習になると思います。第1回に関しては物理は力学、波動のみからの出題です。化学は理論分野からのみです。 化学は記述問題も中にはありますが、ほとんどは〇か×かに分かれる問題ばかりです。

合格までの道のり 浪人編

現役編からの続きです。 2016年2〜3月 浪人を決意した当初は、1年間自宅浪人をするつもりでいました。結局、予備校に通うことになりましたが、その辺の経緯については当時の記事が残っていますので、ここでは割愛します。 予備校は4月から始まるので、それまでは家で勉強をしていましたが、時間は少なかったです。 このことを考えても、私には自宅浪人は向いていなかったのだと思います。 同年4〜5月 浪人してから初めての模試がこの時期にありました。河合のマークと記述模試です。 予備校の授業も始まったばかりなので、そこでの頑張りがこの模試の結果に反映されるということはあまりないとチューターが言っていました。これはよく言われることではありますが、今勉強した成果は、2,3か月後の模試の結果に表れることが多いです。いろいろと不安を抱えた状態で受けましたが、結果は記述がC判定で、去年はE判定しかとったことのない模試だったから少し喜びました。 〜夏休み 単調な日々が続きました。本当に何もなかったように思えます。 ただ、予備校生活にも慣れ、それぞれの授業の特徴を把握した後、参加しなくなった授業も中にはありました。やはり大手予備校というのは、個人個人に合った授業カリキュラムを提供するのは難しいはずです。大学別のコースや学部別のコースなどが自分の通っている校舎にあれば別ですが、そうでない場合は、自分で考えて行動するしかありません。例えばですが、河合塾ではどのコースでも英語が週に4日あります。英文法、英文読解、長文読解、英作文です。東大や早慶大では英文法が独立した問題として出題されますが、東工大のように英語を軽視した大学では、そのようなことはありません。私は、その時間は別の教室で理科や数学の勉強をしていました。 このように、一般的なコース(exトップレベル国公立大コース、ハイレベル大国公立大コース) に在籍する場合は、志望する大学の入試傾向を十分に把握したうえで授業にも参加する必要があります。 夏期講習中 基礎シリーズが終わってから、9月の頭までの1か月半の間は、自宅浪人生と同じ状況でした。 この期間の自分の勉強量はまさに竜頭蛇尾でした。 自宅浪人生の辛さを身をもって体験しました。夏には、模試をいくつか受けたのですが...

合格までの道のり 現役編

私個人の受験校決定のときことなどを書きます。 2015年(高校2年生の後半) この頃は大学に行く意味がわからず、よく担任の先生に相談していました。 勉強から逃げていたのかもしれません。 当然のことながら志望校も決まっておらず、いろいろな大学を調べていました。 新振り制度のある東京大学を考えていた時期もありましたが、さすがに1年で行くのには、学力的に厳しいと思っていました。詳しい経緯はあまり覚えていませんが、この頃に初めて東工大の存在を知り、立地などの理由から志望し始めたのだと思います。 あとは、東京工業大学という文字がかっこいいと思ったのもあります。 2015年4月 最初の模試で東工大E判定をもらいましたが、そこまで危機感を感じませんでした。 というのも、それまで大学の志望校の欄に書いたことがないので、実際に、どのくらいの難易度なのかもよくわかっていなかったからです。 模試の判定は一向に変わらないものの、志望校変更はするつもりはありませんでした。 同年11月~12月 東工大模試を受けました。この模試では、レベルの差を痛感しました。数学と英語はそこそこ出来たものの、理科が全くできず、時間が余ってやることがなかったくらいです。E判定を覚悟していたものの、第2志望の7類ではC判定を取ることができて喜んだ記憶があります。 因みに、実戦を受けなかったのは、精神状態が悪くてキャンセルしたからです。 しかし、10月に受けたベネッセ記述と全統記述の成績は今までのよりも下がっており、かなりがっかりしました。学校のほうでは、この2つの模試の結果を考慮して受験校を考えるよう指示されていたので、東工大受験を諦めようと思っていました。 全統記述でもだいたいB,C判定は取れていて、冠模試でも手ごたえがなかったのにA,B判定だった東北大を受験することを考えていました。しかし、それは期間にして2〜3週間ほどでした。 一度はあきらめたものの、どうしても東工大を受験したいという気持ちが再燃したのです。 たとえ不合格であっても、受験しなかったら後悔することになると思っていたのです。 しかし、この時はまだ浪人について考えたことはありませんでした。 2016年1月 ということで、東工大受験を再決心してからはと...

模試の成績から見る入試分析

こんにちは。 大学のほうでもやらないといけないことが多くなり、なかなかブログを更新する時間が取れなくなってきましたが、少なくとも来年の大学入試までは続けたいと思っています。 私がこうして大学生になってからも受験応援ブログとして、受験に関わっていこうと思っている理由としては、やはり1浪したことが大きいと思います。浪人生は本当に、勉強することや模試の結果、受験校といったことしか考えることがありません。1年間ずっとそうしてきたわけなので、急に受験のことは考えなくてもいい状況になっても、まだ頭からは離れないものです。 それに私の場合は、浪人時代はもちろんつらい時もありましたが、1年全体を通して見ると、とても充実していました。自分が成長したということを数値データでもって確認できるということは非常に楽しいものです。浪人生の方は、とにかく去年の自分よりも成績を上げましょう。それがモチベーションとなって更なるいい結果が望めるようになります。 ここで、以前コメントの返信として模試の目標点を書きましたが、知りたい方が多そうなので、あくまでも目安にすぎませんが参考にしてください。 ※これは、東工大早慶大レベルを志望している受験生に向けたものです。過去の東工大合格者の平均偏差値から点数に換算しました。 2015年度のものを参考資料としています。サンプル数は合格者の過半数ほどです。 第1回全統記述模試(5月) 目標点 英語 120/200 数学 140/200 物理 75/100 化学 75/100 浪人生の方はわかっていると思いますが、現役生の方には少し注意が必要です。 河合模試は、高2生向けのも、高3生・高卒者向けのも大学の偏差値ランクが同じに作られています。当然、高校3年生になると、模試を受験するのは大学受験を考えている受験生だけとなり、さらに浪人生も参加してくるので、それまでとは偏差値が低く出る傾向にあります。 私の場合は、10ほど下がりました。これは人によりますので一概には言えませんが、多くの人は下がります。よって、合否判定も悪くなります。これはよくないシステムだと個人的に思っていますが仕方ないです。これは、そういうものなんだと思って、そこまで気落ちしないようにしましょう。 では、実...

理科のすすめ

こんにちは。 新学期が始まって、早2週間が経過しました。 皆さんはいかがお過ごしでしょうか。 私の方はと言うと、新生活に慣れるのにはまだまだ時間がかかりそうです。 さて、今回は「理科のすすめ」ということで記事を書いていきます。 難関大学理系志望の人は、2次試験の科目が英語、理科×2(物化)、数学、というパターンが多いです。 そういった大学に合格するのに一番効率がいい勉強の仕方についてお話します。 まず、結論から言いますと、勉強時間のかけかたですが、物化>>数学=英語とすることをお勧めします。 もちろん、人様々でこれが一番だと言うつもりは全くありません。 特に得意科目がなく、何から勉強を始めたらいいのかわからない受験生が参考にしていただければと思います。 理科を一番重視したほうがいいと思っている理由ですが、それは簡単です。演習を積むことによって一番効率よく成績が伸びるからです。要は「努力が反映されやすい科目である」ということです。 それに、ほとんどの現役生は理科の学習範囲を終えるのが遅いです。よって十分に演習を積むことができずに受験に臨まなければならない人が多いのです(私もそうでした) そんな中で、理科が得意だと周りに差をつけることができます。もちろん、数学や英語でも他の受験生に差をつけることは可能ですが、その域に達するまでの勉強量が圧倒的に違います。 それにほとんどの受験生において、数学と英語が手薄になっているということは、まず考えられないです。 なぜなら、高校1年生のうちからずっと学校で習っているからです。それだけ重要であると学校側も認識させようとしているので、生徒の方もそう考えている方が多いと思います。 確かに、数学と英語はとても重要な科目ではありますが、受験戦術を考える上では、理科があるレベルの段階まで達していないのに、数学と英語ばかりに多大な時間を費やすのはもったいないかなと感じます。 そして、これが一番重大な理由だと思いますが、理科の成績は他の科目と比べると安定しやすいです。 一通り典型問題を解き終えた方ならわかると思いますが、出題される問題はほとんど決まっています。 これは模試だけではなく、入試本番についても言えることです。 その場で考える問題も難関大学なら少しはありますが...

2017年東京工業大学 合格最低点

こんばんは。 今年の東工大入試の最低点が発表されました。 2017年度前期日程入試合格者最低点(750点満点) 1類 383 2類 382 3類 385 4類 403 5類 394 6類 392 7類 371 今年は数学の難化もあって、去年よりも最低点が10~20点ほど下がりました。 とは言っても、ここ3年が高かっただけで、以前の水準に戻ったような気がします。 前までは400点取れば、どの類でも合格できたようですので。 今年は前期の志願者が大幅に増加しましたが、大手予備校の推測によるとセンターで思うように得点できなかった東大志望の受験生が流れて来たことが1因だそうです。 全体の倍率も4.4倍と、例年に比べると高かったようです。

タイトル変更

前回に引き続き、今度はブログのタイトルを変更しました。 東工大志望ではない方でも参考にできるようなブログを目指します。 多くの質問をお待ちしています。

設定の変更

背景を変えました。 見にくい等の意見があれば、お申し付けください。

注意書き

この頃になって質問をいただく機会が増えてきました。うれしい限りです。 質問をしてくださる方はわかっていると思いますが、私の返答はあくまで一個人の意見として捉えていただけるとうれしいです。 例外を除いて、どんなことでも答えるつもりなので受験生はどんどん質問してくださいね。 では、今後とも当ブログをよろしくお願いします。

平成31年度東工大入試

こんばんは。 東工大が2019年後における前期日程の入学試験の変更についての予告を発表したようです。試験科目や試験時間、センター試験の取り扱いについては変更はないみたいですが、入学時の所属を類から学院にするみたいです。志願者は6つの学院から志望順に3つを選ぶことができるようになるみたいです。 類のほうが、学院よりも大きい枠組みに分類されていますので、今後の受験生は入試の段階でより専門的なところに配属されるのでしょうか。 そうとなれば、東工大の魅力が半減するような気もしますが。

京大プレ

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去年の7月24日に受験した代々木ゼミナールの京大プレの結果を報告するのを忘れていたので、このブログに載せることとします。この模試は数学の採点基準について疑問があったので代ゼミのほうに電話したところ、あと20点ほどはあがるとのことを言われましたが、答案を郵送するのがめんどくさくて放置していました。 この時期は化学の無機と有機がノータッチだったので化学は悲惨でした。 確かに京大のほうが東工大よりも難しいですが、東工大受験生は最低でもC判定を取りましょう。 ちなみに私は、理学部E、工学部Dでした。 模試はなるべく多く受けた方がいいです。緊張感の中で問題を解くとき、多くの人はいつも通りの力が発揮できません。しかし、試験慣れをすることで「いつも通りの自分」に近づけることは可能です。正直な話、入試で合格するのには学力と同程度とまでは言わないものの、精神面は相当大事です。それと直接的な関係があるかはわかりませんが、実際今年の入試において冠模試で冊子掲載されたのにも関わらず、不合格となった人を数名知っています。 来年の入試を控えている方は、ぜひとも模擬試験を利用していろいろな経験を積んでください。

数学が苦手な受験生へ

今回は、河合塾に在籍される浪人生で数学が苦手の方に限ってとさせていただきます。 河合塾では4月の中旬に基礎シリーズの授業が始まります(7月上旬まで) この期間は数学の基礎力を習得する絶好の機会です。テキストの問題もほとんどがぜひ身につけておきたい基本的な問題で構成されています。 テキストを使って効率よく成績を伸ばすのには、復習を第一に考えて学習に励んだ方がいいです。 もちろん、予習もできるのならやった方がいいです。しかし、基礎シリーズで扱う問題は、最終的には瞬時に解法を思い出すようにしなければならないものばかりです。 あくまで最終目標は「テキストの問題を全て解けるようにすること」であることを忘れないでほしいです。 よく言われることですが、やはり復習は授業があった日にやるとより効果的だと思います。 できれば、その1週間後とかにもやっておきたいところですが、時間がないのであれば、もう一度夏休みに解き直せばおそらく大丈夫でしょう。 やはりテキストだけでは心配される方は多いようです。 確かに、上位の学校を目指している方にとっては物足りなく感じるかもしれません(私は全くそうは思いませんでしたが…)しかし、たとえそうであっても何か基本事項で抜けていることはあるはずです。夏が終わると、基礎を確認する機会も減ってきますので、ここは基礎を完璧にする勢いでがんばりましょう。 河合塾では、夏休みが終わると完成シリーズが始まり、テキストに載っている問題もほとんど全てが大学入試の過去問になります。基礎シリーズで扱った問題との難易度の差は相当大きいです。 ここでは、逆に予習をしないと意味がないかもしれません。 もちろん、一度経験しないと、とても解けるはずのないような問題もあります。 しかし、完成シリーズの主な目的は、基礎シリーズで学んだことをアウトプットする練習をすることです。予習ができないにしても、せめて問題を見て大雑把でもいいので解答の道筋だけでも考えましょう。ここで考えるくせを身につけないと応用問題は解けるようにならないかもしれません。 これは、私と同じく数学に苦手意識がある方向けに書いたものですので、得意な方は今までの自分のやり方を貫いてください。 ただ、いくら得意だからと言って、数学だけに頼りすぎるのは本当にやめ...

慶應大理工 対策

こんにちは。 大学が始まったら、忙しくなるのであまり更新できなくなるかもしれませんが、取り敢えず入学まではよろしくお願いします。 さて、今日は慶應義塾大学理工学部の対策についてです。私は辛うじて受かったという感じなので、どうしても受かりたいけど、学力的に厳しいという方が参考にしていただけたらと思います。 1 試験科目と配点、目標点 数学:150 英語:150 物理:100 化学:100 の合計500点満点となっています。年度によって変動はあるものの、最低ラインは300弱といったところです。私もそうでしたが、目標は300に設定するとよいでしょう。 2 試験の難易度、形式など (ⅰ)英語:私立の難関大学は英語が難しいというイメージがある方が多いかもしれませんが、慶應大学に関しては標準的な問題が多かったように感じます。 試験時間は90分と普通なのですが、解く量が圧倒的に少ないです。時間が足りなくて出来ないということは、ないはずです。 問題の形式などに目立った特徴はないので、英語が得意な方は過去問を1~3年分解いておけば十分だと思います。他教科との兼ね合いもありますが、苦手な方は、しっかり過去問対策をして最終的には80を超えるようにしておきたいところです。 (ⅱ)数学:苦手な人の立場から書きます。まず、出題形式ですが、9割方が答えのみを解答欄に書く問題で占められています。そのため計算力は他の大学に比べて、極めて重要となってきます。 私は、過去問を1年分も解いたことがないので、頻出分野などはわかりませんが、特に特徴があるということはなさそうです。難易度は思いのほか標準的なものが多いので、極力苦手分野をなくすように心がけた方が効率がいいと思います。難問題も年によっては出題されるようですが、できなくても合否にはあまり関係ないです。得点率にして4割〜5割取れれば望みは十分にあります。 因みに、私は自己採点で4割弱でした。 (ⅲ)理科:物理・化学を120分で解きます。解答形式は、マークと答えのみを書かせる記述式の2つがあります。まずは物理の対策についてです。物理は平易な問題が多いです。ちゃんと学習していれば、7割以上は期待できます。また、設定なども典型的なものが多いので、入試対策の問題集を1冊こなせば十分だと思...

設定変更

どなたでもコメントできるように設定しました。

英語の勉強方法

こんばんは。 今回は英語の勉強の仕方についてです。 英語は、文理ともにとても重要な科目です。 また一度、学力がつくと成績が安定しやすく、独習も可能なので得意科目にすることをお勧めします。 大学入試に限って言えば、読解能力が一番重要であることに疑いはありません。 他にも、語彙や語法などを問う問題も出題されるので、長文以外にも対策が必要なのではと思うかもしれませんが、英語の成績は長文だけ読んでいれば上がると信じています。もちろん、基礎学力は必要ですが。 具体的な学習方法ですが、基本的な単語や熟語、文法などを学習し終えたら、今の自分にとってちょうどいいレベルの長文問題集を選びます。それを繰り返し読みましょう。わからない文構造や文法事項を調べて、すべての文が構造的にわかるようにします。この精読を繰り返すことで速読力も自然に身につきます。 あとは、自分の学力の伸長度に合わせて長文のレベルを変えて、同じことを繰り返せばいいと思います。 私は高校1年生のときからこのやり方を実践していて、かなり成績が伸びました。 因みに、長文を読む練習はたくさんしましたが、問題自体はほとんど解きませんでした。 実際、浪人してからですが、模試以外で問題を解いた記憶はほとんどないです。 大事なことは、毎日やることでしょう。10分でもいいので、一度読んだ文章を覚えるくらい何回も読んでください。

東工大受験生へ

東工大受験を考えている方は、ぜひ参考にしてください。 ①東工大入試について あまり詳しく知らない人のために基本情報を書いておきます。 東工大は国立大学では珍しく、センター試験を足切りにしか使用しません。600/950がその基準であり、それ以外には一切センターの得点は関係ありません。合否はすべて2次試験の得点で決まります。2次試験は750点満点で、科目別だと 数学300点 英語150点 物理150点 化学150点となっています。目標点は志望類にもよると思いますが、6割取ればおそらくどの類も受かります。 私は、現役浪人ともにセンターは完全に無視していました。後期東北大などを考えていないのなら、センター対策はやらなくても大丈夫でしょう。ただ、普段のマーク模試で英数理だけの得点率が8割を超えていないようならば、基礎からやり直した方がいいような気がします。 ②科目別対策 英語:試験時間90分で、長文2題からの出題です。例年最初の文章のほうが長く、その分配点も大きいです。東工大英語の特徴は何と言っても文章の長さではないでしょうか。私が受験した2017年度は特に長かったと思います。設問は和訳、英訳が中心です。日頃から自然な日本語を書く練習をしたり、英作文はネイティブに添削してもらった方がいいです。独特な出題形式なので、模試や過去問で十分に対策をしておきましょう。得意なら100以上、苦手でも70は取りましょう。 数学:試験時間は180分で、大問5題です。全体の40%も占めているので東工大入試のキー科目です。数学が得意であれば、他の2科目くらいの失敗はカバーできますが、私みたいに数学が苦手な人だと他の科目の失敗は許されません。近年はすべての大問に小問がついていましたが、今年は、誘導のない問題が2題ありました。来年もこの傾向が続くかもしれないので、誘導がなくても解ける力はつけておいたほうがいいのかもしれません。さすがに理工系トップレベルの大学だけあって一筋縄ではいかない問題が多いです。得意なら200以上、苦手でも150は取りましょう。 物理:理工系大学なので、理科は物化指定です。理科の試験時間は物理と化学で分けられていて、他の難関大学とはその点で大きく異なります。また物理、化学どちらも試験時間120分なので腰を据えて試験に臨めま...

参考書

私が、現役、浪人中に利用していた参考書についてお話します。 特に学力が伸びたと感じられたものだけ紹介します。使い方にも多少触れておきます。 ①漆原のおもしろいほどわかるシリーズ(物理基礎、物理) 計3冊 これは、現役時代の7月に購入したものです。私は、電磁気が大の苦手で、教科書を読んでも学校の授業を受けてもサッパリというかんじでした。 そんなとき、この本と出会いました。とてもわかりやすかったので、結局日にちをおいて3冊買いました。現役の夏休み中はこの本でずっと勉強していましたが、それでもすぐに成績が伸びるということはありませんでした。しかし、徐々に物理が理解できるようになっていく実感はありました。 実際、センター系の点数も、この本に出会う前後で40点ほど伸びました。 物理にちょっとでも不安を感じている方にお勧めできる1冊です。具体的には、センターの問題で7割以上をコンスタントに取れない方が読むと、得られるものは大きいと思います。 使い方についてですが、ただ読むだけで大丈夫です。設問も、解説も読むだけです。 ただ、繰り返すことが重要です。熱、電磁気、原子の分野が特にわかりやすいです。 完璧にしたら、これだけでもセンター試験で9割以上取れる力がつくと思います。 これを、終えたら、漆原の最強88題、重問、名問などを使って演習を積みましょう。 ②化学重要問題集(化学) 高校化学は、数学や物理と違って教科書以外の参考書は不要です。 問題集1~2冊あれば十分です。なぜなら、化学は数学、物理と違って基本的に暗記科目だからです。独学でも基本事項だけなら習得可能です。それを終えたら、あとは問題演習をするのみです。 そんなときに役立つのが、この重要問題集です。難関大を目指す受験生なら誰でも知っているかと思います。この問題集の良いところは、様々な難易度の問題が載っていることです。基本事項を確認する問題から、難関大の過去問まで幅広く扱っています。自分の目指す大学に合わせて、解いていけばいいと思います。個人的な意見としては、これ1冊でもほとんどの大学に対応できます。[A]問題、[B]問題があるかと思いますが、まずは[A]だけを3周しましょう。これだけでも成績はグンと伸びるはずです。旧帝大や早慶大、また化学の試験が難しい医薬系...

予備校

国公立大学の前期日程の結果が出そろいました。 そこで、今回はすでに浪人を決意されている方向けに予備校選びについてお話させていただきます。とは言っても、私が1年間お世話になった河合塾に関してしか分かりませんが…。 河合塾は言わずと知れた3代予備校のうちのひとつです。文系に強いというイメージがある方が多いかと思いますが、理系大学を目指している受験生にもお勧めします。 河合塾の講師の方は、1日にいろいろな校舎に移動して授業をしています。都心でないと評判がいい講師に出会えないということはないです。 では具体的に河合塾について書いていこうと思います。 1:システム、クラス分け この時期はまずテキストの種類を決めるテスト(サクセスクリニック)があります。 校舎によっては、この成績順にクラス番号と座席順が決まります。なお1年間固定です。 理系のことしかわかりませんが、上位のコースに所属しているのであれば、理科のテキストのみがそのテストの結果次第で決まります。各科目点数によってA~Eの評価がつきます。 医学部や旧帝大等を目指している受験生はTテキストを使った方がいいと思うのでA評価を目指して頑張りましょう。聞いた話によると偏差値で基準を設けていて、その基準を下回ったらTテキストは厳しいとのことです。因みに私は化学は1年間無印テキストを使っていて、チューターにお願いしてもTテキストの許可は出ませんでした。ただ、Tテキストではなくても難関大学に合格することは可能です。私の文系の友人は全ての科目で無印テキストを使っていましたが、旧帝大に合格しました。 サクセスクリニックの難易度は、英語を除くとセンター試験レベルだと思います。 英語はセンター試験のレベルを軽く超えていますので、要注意です。 2:授業 何といってもこれが一番重要です。私は難関大への合格率があまり高くない公立高校出身だったので、高校の授業にはあまり頼れませんでした。実際、難関大学に現役で合格した私の友人たちは、高校のカリキュラムに縛られず、各自やることを決めていて、授業中なんかにも自習しておりました。 そのような高校を卒業した方は、予備校の授業に感激するかもしれません。 特に、数学と物理においては、両者の差が大きかったと感じています。 数学で言えば、予...

はじめに

当ブログは、大学受験を2度も経験した管理人が多くの受験生の役に立ちたいと思い創設しました。 受験に関しては、高校1,2年生の時から情報をあさって、日々考えていました。 そして高校を卒業後し、浪人も経験した私は、いろいろと思うこともあり、それらを今後の受験生に伝えていきたいと考えております。 現役浪人、文系理系問わず参考にしていただけたら幸いです。 なお質問したいことがありましたら、何なりとコメント欄のほうにコメントの方をしていただけたらと思います。