模試の成績から見る入試分析

こんにちは。
大学のほうでもやらないといけないことが多くなり、なかなかブログを更新する時間が取れなくなってきましたが、少なくとも来年の大学入試までは続けたいと思っています。







私がこうして大学生になってからも受験応援ブログとして、受験に関わっていこうと思っている理由としては、やはり1浪したことが大きいと思います。浪人生は本当に、勉強することや模試の結果、受験校といったことしか考えることがありません。1年間ずっとそうしてきたわけなので、急に受験のことは考えなくてもいい状況になっても、まだ頭からは離れないものです。
それに私の場合は、浪人時代はもちろんつらい時もありましたが、1年全体を通して見ると、とても充実していました。自分が成長したということを数値データでもって確認できるということは非常に楽しいものです。浪人生の方は、とにかく去年の自分よりも成績を上げましょう。それがモチベーションとなって更なるいい結果が望めるようになります。





ここで、以前コメントの返信として模試の目標点を書きましたが、知りたい方が多そうなので、あくまでも目安にすぎませんが参考にしてください。
※これは、東工大早慶大レベルを志望している受験生に向けたものです。過去の東工大合格者の平均偏差値から点数に換算しました。
2015年度のものを参考資料としています。サンプル数は合格者の過半数ほどです。

第1回全統記述模試(5月) 目標点

英語 120/200

数学 140/200

物理 75/100

化学 75/100



浪人生の方はわかっていると思いますが、現役生の方には少し注意が必要です。
河合模試は、高2生向けのも、高3生・高卒者向けのも大学の偏差値ランクが同じに作られています。当然、高校3年生になると、模試を受験するのは大学受験を考えている受験生だけとなり、さらに浪人生も参加してくるので、それまでとは偏差値が低く出る傾向にあります。
私の場合は、10ほど下がりました。これは人によりますので一概には言えませんが、多くの人は下がります。よって、合否判定も悪くなります。これはよくないシステムだと個人的に思っていますが仕方ないです。これは、そういうものなんだと思って、そこまで気落ちしないようにしましょう。




では、実際に上記の成績だと、各大学の合否判定はどうなるのか見ていきます。
東工大:C~B(7類のみ)
早稲田理工:D〜B
慶應理工:C~B(学門2のみ)





この成績だといずれの大学も、その判定の下位になってしまいます。合格者の平均偏差値でも、C判定の下位くらいにしかならないということです。1類に限って言えば、D判定になります。早慶大の合格者の平均偏差値は東工大よりも2~3ほど高いので、この2校に限れば、合格者の平均の成績を取ると、B判定中位ほどの判定になります。
しかし、東工大は、そうはいきません。これは、国立私立の問題ではありません。
たしかに、早慶大は東大京大に楽々合格できるような人でも滑り止めとして一応受験するという話はよくあります。それによって、合格者の平均偏差値が底上げされるということです。
しかし、阪大や東北大などの他の難関国立大学においても、合格者の平均偏差値だとB判定中位にはなります。



この原因として考えられることは、東工大入試は運要素が大きいということです。もちろん、すごい学力を持って合格される方もいますが、入試科目の配点上、たまたま受かった、落ちたというケースが最も多くなるような気がします。
去年、全統模試の偏差値別で東工大に合格した人のデータを見たことがありましたが、A判定の人も結構な割合で落ちていました。とても合格率80%だと言える感じではなかったです。




以上、私の考えをまとめると、上記の現象は、センター比率0の二次試験一発勝負で、かつ数学の配点が4割占めるという特殊な入試形式を採用しているからこそ起こることだということです。
来年、東工大を受験しようと考えている方は、こういうこともしっかりと把握した上で受験に臨みましょう。
ここまで、不安にさせてしまうことばかり書いてしまったので、最後は朗報を書いて締めくくります。




英語と物化には裏切られることはあまりないです。秋に実施される東工大の冠模試2つで数学にあまり頼らずにA判、B判取れたら大丈夫だと個人的には思います。ただ「受験に絶対はない」ということは念頭に置いてください。

わからないことがあれば、質問どうぞ。







コメント

このブログの人気の投稿

第2回サクセスクリニック

予備校

東工大化学