2018河合 入試難易度ランク 

2018年度の入試難易度予想ランクが発表されたようです。
毎年更新されているので、前年の入試結果のデータからこのランキング表を作成しているのでしょう。
去年からの変更があったところを中心に書いていきます。
一応東工大にもセンターのボーダー得点率があるようですね。
気にする必要はないと思いますが…。



前回の記事でも書いた通り、河合の偏差値ランクは2,5刻みなので少々大雑把です。
いまいち仕組みがわかっていない方は前回の記事を参照してください。
あくまでも参考程度に見るのがいいと思います。





※数値は全統記述模試におけるボーダー偏差値(2次ランク)
 ()内はセンター得点率(ボーダー)を示しています。



①国公立大 工学系 去年➡今年

(ⅰ)前期日程
東工大2類 65,0(83%)➡62,5(83%)
東工大7類 62,5(82%)➡65,0(83%)
京都大 工 地球工 65,0(84%)➡62,5(84%)
京都大 工 工業化学 65,0(84%)➡62,5(83%)
東北大 工 機械知能航空工 57,5(80%)➡60,0(82%)
東北大 工 材料科学総合 57,5(79%)➡60,0(80%)


(ⅱ)後期日程
横浜国大 理工 機械工学 60,0(83%)➡65,0(86%)
横浜国大 都市科学 都市基盤 60,0(83%)➡65,0(86%)
北海道大 工 応用理工系 60,0(85%)➡65,0(83%)
千葉大 工 機械工学 60,0(80%)➡62,5(82%)


②私立大 工学系 去年➡今年
早稲田大 基幹理工Ⅱ 62,5 ➡65,0
早稲田大 創造理工 総合機械、社会環境工、環境資源工 62,5➡65,0
上智大 理工 機能創造理工 62,5➡60,0
上智大 理工 情報理工 62,5➡60,0




難関国立大では、京大東工大東北大の一部の学科で2次ランクの変動がありました。
後期日程では、北大や横工大の一部の学科で2ランク上がったようです。
私立大では、早稲田大の基幹理工と創造理工のほとんどの学科が1ランク上がってボーダーが65,0になりました。
東工大は何故だかボーダーランクが65,0となっていますが、実際はそんなに高くない気がします。
ただ、余裕をもって合格したいのであれば東工大の偏差値換算で70,0以上を狙いましょう。






少し話がそれますが、皆さんはどういう動機で志望校を選びますか。
受験生のうちは目の前の勉強に集中するだけで手一杯になるので、こういったことを真剣に考えている方は少ないのではないでしょうか。
理系であれば、研究面であったり、企業からの評価、また難易度や立地、そして何よりも自分の興味のある勉強ができるかどうかといった様々な要因を考慮して決めていることかと思います。
一度入学してしまうと、学校を変えたり辞めたりするのは非常に大変です。
また卒業するためには最低でも4年、大学院に進学するのであればさらにもう2年以上かかります。
時間があるときでいいので、一度はこういったことも考えてみてください。


コメント

  1. 東工大志望の高校三年生2017年6月12日 16:00

    先生に定規を使って増減表を書けって言われたんですけど、入試で定規って使っていいんですか?

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    1. 使えなかったと記憶しています。
      仮に入試において使用可能だとしても定規を使っていては時間をロスしてしまうので、使わない方が賢明だと思います。

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    2. 東工大志望の高校三年生2017年6月14日 5:37

      ありがとうごさいました。

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  2. 今年東工大に落ちた者です。7類と2類は合格最低点が7類の方が低いのに偏差値は2類のほうがなぜ低くでるのでしょうか。今年7類まであと15点だっただけに気になります。京大工業化学が後期横国よりも低いっていうことがあるのでしょうか。早稲田にしても、合格最低点が明確に出て、学科により相当差があるのに、偏差値では同じとか明らかにおかしいように思います。2つ選べる東工大や早稲田先進理工、後期の横国は受験者の偏差値は高いとは思いますが、合格難易度は違うように思います。偏差値とは、確実に合格レベルに達する状態になるための目安という意味なのでしょうが、では最後に何を基準にしたらよいのか。ちょっと考えてしまいます。

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    1. 確かに2類のほうが7類よりも最低点が10点ほど高いですが、河合模試におけるボーダーランクはあくまでも全統模試を受験した合格者のデータから決定しているはずです。
      よって実際の入試の最低点通りに予備校の難易度ランキングが決まらなくてもおかしくはありません。また他大学の場合、少なくとも試験科目が合致している大学同士でないと比較できないと思います。京大と横工大後期では試験科目がかなり違います。
      私個人としては、全統模試、駿台模試などの場合は各大学の合格者の平均偏差値を参考程度に覚えておいて自分のものと比較し、冠模試では合否判定や志望内順位を細かく見るのがいいと思います。
      何を基準にしたらよいかということですが、やはり過去問だと思います。
      直前期に解いていると勝算がどのくらいあるのかはおおよそわかるはずです。
      それでも受験に絶対はないので、私としても無責任なことは言えません。
      全ての材料を総合的に判断して、最後は個人で決めるしかないでしょう。

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