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6月, 2017の投稿を表示しています

模試

そろそろ5月に受験した模試の結果が判明した頃でしょうか。 成績表が返却されたらまずは、どこで失点をしたのかを確認しましょう。 前に模擬試験は受けること自体に意味があるとのことを書きましたが、せっかく貴重な時間を使って受けたのですから、間違えた問題を復習して、身についていなかった知識や解法を再確認しましょう。 かく言う私は、現役時代、模試を受けっぱなしにしておりました。 ここで参考として各大学の合格者の平均偏差値を載せておきます。 全統記述模試(第2回、第3回を平均したもの) いずれも2016年度に合格された方のデータです。 東京工業大学 第1類 英語:62,6 数学:65,7 物理:63,5 化学:64,0 東京工業大学 第4類 英語:63,9 数学:66,7 物理:65,0 化学:65,5 慶應大学 理工 学門1 英語:69,7 数学:67,7 物理:66,9 化学:67,9 早稲田大 基幹理工 学系Ⅱ 英語:67,1 数学:65,6 物理:64,4 化学:65,0 駿台全国模試については、私は第一回のものを受けたことがありませんが、やはり相当難しいらしいです。 第2回と第3回のは受けたことがありますが、英語、理科に関しては東工大本試験よりも難易度が高いように感じました。 今回結果が芳しくなかったといってまだあきらめる時期ではありません。 逆に、今回良い判定だった受験生も慢心せず、今やるべきことに専念しましょう。

現役時の駿台模試

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こんにちは。 まだ公開していなかった現役時の模試があることを思い出したので、本ブログにも載せます。 あまりにも結果が悪かったので載せるのを躊躇していた駿台全国模試です。 第2回の模試で7類後期になっているのはおそらくマークミスだと思います。 第3回駿台模試は12月の始めにあったのですが、この時期は東工大を諦めていた時期だったので、志望校判定欄に書きませんでした(11月後半~12月半ばあたり) 東工大 後期 7類 E 東北大 工 D 北大 後期 工 E 阪大 工 E 東京理科大 工 E 東北大 工 D 北大 総合理系 D 北大 後期 工 E 首都大 後期 システムデザイン D 大阪府大 中期 工 E 東京理科大 工 E 芝浦工大 工 C 明治大 理工 C

2017年早稲田大学 合格最低点

こんばんは。 今年の早稲田大の入試得点結果も公表されたようですので、それに関する記事を書きます。 私が今年受験したのは基幹理工学部学系Ⅱと教育学部理学科地球科学専修の2つです。 基幹理工学部学系Ⅱの最低点は187/360だったようです。倍率も4,9倍となかなかの高倍率でした。自己採点は受験ブログを見ていただけたらわかりますが、130ほどでしたのでやはり到底及ばなかったのでしょう。得点調整等があればわかりませんが…。 教育学部理学科地球科学専修の最低点は92,95/150と例年に比べると高かったようです。 しかも倍率は9,7倍だったようで、私が今まで受験してきた試験の中では一番の高倍率でした。 自己採点は92点なので、本当にスレスレで合格したのだと思います。 他の学部・学科の結果も載せておきます。 ①先進理工学部(360点満点) 物理学科:199 応用物理学科:175 化学・生命化学科:194 応用化学科:196 生命医科学科:201 電気・情報生命工学科:183 ②創造理工学部 総合機械工学科:179 経営システム工学科:173 社会環境工学科:185 環境資源工学科:175 先進理工学部では第2希望制度を採用してるので、第2希望で合格するケースもあるようです。 実際に私の周りでも、第2で応用物理に合格した人がいます。 早稲田大は問題がかなり難しいです。それに試験時間も短いので、合格するのに必要な学力は相当高いです。理系科目は捨て問をすばやく判断し、標準的な問題を確実に取っていかないと合格できないと思います。英語に関しては、文章それ自体が難解です。 また問題文も英語で書かれているため、解くのに時間がかかります。 あの問題をすべて解ききるのは至難の業です。 他の難関大に比べると理化の比重が小さいので、理化で差をつけたい受験生にとっては不利な戦いとなるでしょう。

謝罪

早稲田大の開示結果を知るためには、請求しないといけないことを知りました。 国公立大学の場合は出願時に得点開示の返却を希望するかどうかを決めることができますが、私立大の場合は合否が分かった後に請求するみたいです。 なお早稲田大の場合は不合格者のみ得点を知ることができます。 配点や採点の厳しさが分かれば、受験生に有益な情報を与えられると思ったのですが残念です。 得点だけでは判断できなかったかもしれませんが…。 化学の1番で、3つとも正解の場合のみ点が入るのかどうかは私も知りたかったところです。 来年に生かしたい受験生は絶対に私のようなミスはしないように気を付けましょう。 今年の基幹理工学部学系Ⅱの合格最低点を知っている方がいましたら教えていただけると幸いです。

2018河合 入試難易度ランク 

2018年度の入試難易度予想ランクが発表されたようです。 毎年更新されているので、前年の入試結果のデータからこのランキング表を作成しているのでしょう。 去年からの変更があったところを中心に書いていきます。 一応東工大にもセンターのボーダー得点率があるようですね。 気にする必要はないと思いますが…。 前回の記事でも書いた通り、河合の偏差値ランクは2,5刻みなので少々大雑把です。 いまいち仕組みがわかっていない方は前回の記事を参照してください。 あくまでも参考程度に見るのがいいと思います。 ※数値は全統記述模試におけるボーダー偏差値(2次ランク)  ()内はセンター得点率(ボーダー)を示しています。 ①国公立大 工学系 去年➡今年 (ⅰ)前期日程 東工大2類 65,0(83%)➡62,5(83%) 東工大7類 62,5(82%)➡65,0(83%) 京都大 工 地球工 65,0(84%)➡62,5(84%) 京都大 工 工業化学 65,0(84%)➡62,5(83%) 東北大 工 機械知能航空工 57,5(80%)➡60,0(82%) 東北大 工 材料科学総合 57,5(79%)➡60,0(80%) (ⅱ)後期日程 横浜国大 理工 機械工学 60,0(83%)➡65,0(86%) 横浜国大 都市科学 都市基盤 60,0(83%)➡65,0(86%) 北海道大 工 応用理工系 60,0(85%)➡65,0(83%) 千葉大 工 機械工学 60,0(80%)➡62,5(82%) ②私立大 工学系 去年➡今年 早稲田大 基幹理工Ⅱ 62,5 ➡65,0 早稲田大 創造理工 総合機械、社会環境工、環境資源工 62,5➡65,0 上智大 理工 機能創造理工 62,5➡60,0 上智大 理工 情報理工 62,5➡60,0 難関国立大では、京大東工大東北大の一部の学科で2次ランクの変動がありました。 後期日程では、北大や横工大の一部の学科で2ランク上がったようです。 私立大では、早稲田大の基幹理工と創造理工のほとんどの学科が1ランク上がってボーダーが65,0になりました。 東工大は何故だかボーダーランクが65,0となっていますが、実際はそんなに高くない気がします。 ただ、余裕をもっ...

全統模試 判定の仕組み

6月に入ってから1週間が経ちました。 この時期はペースメーカーとなる模試がほとんどないこともあり、気が抜けてしまいがちになりますが、1年はあっという間に過ぎ去ってしまいます。 早め早めの対策を心掛けましょう。 さて、そろそろ河合塾・Z会共催プレステージの結果が返却されたかと思います。 この模試は受験者数が圧倒的に少ないのと、問題が非常にハイレベルなのが特徴です。 私自身はこの模試を受験したことがありませんが、母集団のレベルも相当なものらしいです。 当模試は河合塾も携わっているということで、合否判定が全統記述模試のと同じです。 全統記述の結果は3週間ほど先に帰ってくるかと思いますが、ここでは合否判定の仕組みについて説明します。 全統模試では、各大学ごとにランクが設定されています。 このランクというのは偏差値2,5刻みで表されていて、例えば偏差値50,0~52,4といったものがあります。ここでは分かりやすくするために、東工大1類を例にします。東工大1類のランクは65,0~67,4で、一つ上のランクは67,5~69,9、さらにその一つ上が70,0~72,4となっています。 反対に、一つ下のランクは62,5~64,9、さらにその一つ下が60,0~62,4となっています。 ここで注意しておきたいのは、模試の結果が大学と同じランク内の偏差値の場合、その大学の判定がCになるということです。大学のランクというのはボーダーラインであって、合格可能性が半々になる基準のことだったんですね。 ではA判定、B判定を取るにはどうしたらいいのでしょうか。その仕組みはいたって簡単で、大学のランクより一つ上のランク内の偏差値だとB判定、2つ以上上だとA判定を取ることができます。 反対に1つ下だとD判定、2つ以上下だとE判定になってしまいます。 次に各大学の合否判定に使われる偏差値について説明します。 2次試験の科目が全く同じ大学でも、それぞれの合否判定に使用される偏差値が異なることがあります。全統模試では各大学の実際の入試における、科目ごとの配点ウェイトも考慮して偏差値を算出します。東工大の場合、科目配点の比は、英:数:物:化=1:2:1:1となっています。 ある人の模試の成績が、英:65,0 数:70,0 物:65,0...

2017年慶應義塾大学 合格最低点

こんばんは。 今年度の慶應大理工学部入試の最低点が発表されました。 受験者数は去年とほぼ同じで、8740名。 合格者数は2327名、補欠合格者も含めると2435名だったようです。 現浪別入学許可者の割合としては、現役が56.5%、1浪が40.9%、2浪以上・その他が2.6% 各科目の配点などは以前書いた記事「慶應大理工 対策」をご覧ください。 今年の最低点は271/500だったようです。 偶然にも去年と同じ点数でした。受験者平均点は229/500でしたが、これも去年の結果とほぼ同じでした。 理工学部は学門1から学門5までがあるのですが、この最低点というのは各学門の正規合格者の最低点を各学門の合格者数で重み付けして平均した値です。 よって各学門ごとの最低点というのはわからないのですが、2016年度の早慶大オープンによると各学門の難易度序列は、4>3>5>1>2のようです。 どのようにして決めているのかはわかりませんが、最低点の順番もこの通りなのかもしれません。 慶應大の自己採点は受験ブログのほうに書いてあるので、よかったら見てください。 何か質問あればどうぞ。

全統マーク模試 

もう第一回全統マーク模試の結果が返却されたと思います。 そこで今回は、過去の合格者が同模試においてどれくらいの成績をとっていたのかを伝えます。 下のデータは2016年度に合格した人たちの第2回、第3回の全統模試の平均をとったものです。 最後の全統プレ模試の結果も含まれているかもしれませんが…。   ※値は全国偏差値です。 サンプル数はおそらく合格者の半分ほどなので、信憑性はあります。 東京工業大学 第1類 英語:62,1 リスニング:59,7 数学ⅠA:63,7 数学ⅡB:66,4 数学①②:66,0 国語:57,3 現代文:55,1 古文:52,5 漢文:59,0 化学:64,6 物理:64,2 地理B:55,5 5-7理系:62,8 理系:64,7 東北大学 理学部 物理系 英語:63,5 リスニング:60,6 数学ⅠA:62,2 数学ⅡB:64,9 数学①②:64,4 国語:60,5 現代文:57,4 古文:57,0 漢文:59,5 化学:63,7 物理:64,6 地理B:59,8 5-7理系:64,2 理系:64,5 大阪大学 理学部 物理学科 英語:61,4 リスニング:59,7 数学ⅠA:61,8 数学ⅡB:63,7 数学①②:63,6 国語:60,0 現代文:56,8 古文:56,5 漢文:59,7 化学:61,4 物理:62,1 地理B:58,3 5-7理系:62,5 理系:63,1 第1回のマーク模試はそれ以降のと比べると、難易度が低いです。 私が現役のときと浪人のときに言われましたが、第2回の全統マーク模試はかなり重要です。 今回できなかった問題をしっかり復習して次の模試に生かしてください。

問題集プラン

参考書・問題集選びで悩む受験生は多いです。 私も現役時代には苦労しました。そこで今回は私がオススメする問題集ルートを紹介します。 大学のレベルに応じて紹介するので、自分の志望校と照らし合わせて見てください。 ※東大京大、医学部とうを目指している人の力にはなれませんのでご了承ください。 旧帝大とはこの2つを除く大学群のことを指しています。 準難関大とは大手予備校が公表している大学群のことです。 私自身が使用していない問題集も含まれています。 ここで書かれていることは、広く一般的に言われていることを私なりにまとめたものです。 志望校の出題傾向や問題難易度の確認を行ってから計画を立てましょう。 1:数学 ①教科書傍用問題集(ex.サクシード,4step)➡②1対1対応の演習➡③プラチカor新スタ演➡過去問 ②は省略可能です。特に現役生は量的に厳しいので、教科書傍用➡プラチカがおすすめです。 教科書傍用がしっかり理解できたなら、そのまま③に移ることは容易なはずです。 地方国公立大、中堅私立大なら①まで。準難関大学、上位私立大なら②まで。 旧帝大、東工大、早慶大なら③まで。 2:物理 ①物理のエッセンスor教科書傍用問題集(ex.セミナー、リードα)➡②良問の風or漆原最強の88題➡③重要問題集or名問の森➡過去問 物理に関してはどれだけ多くの問題に触れたかが重要です。いろいろな入試問題を解くという意味では、教科書傍用だけでは足りません。いずれの大学を目指すにしても②、③へとステップアップすることをお勧めします。こちらも②は省略可能です。自分の理解度に合わせて決めるといいでしょう。③の問題集は絶対に2周はしてください。初見ですべて解けたのであれば別ですが、最初は苦戦するはずです。何度も解いていくうちにやり方などが身につくものなので、繰り返しやることを強く勧めします。旧帝大、東工大、早慶大志望ならぜひ③までやってください。 それ以外だと特別物理の比重が大きかったり、難しかったりする大学でないのならば②までで十分です。 3:化学 ①教科書傍用問題集(ex.セミナー、センサー)➡②重要問題集➡③化学の新演習➡過去問 化学に関しては、教科書傍用がかなり役に立ちます。これだけでも入試問題に太刀打ちでき...