合格までの道のり 浪人編

現役編からの続きです。



2016年2〜3月

浪人を決意した当初は、1年間自宅浪人をするつもりでいました。結局、予備校に通うことになりましたが、その辺の経緯については当時の記事が残っていますので、ここでは割愛します。
予備校は4月から始まるので、それまでは家で勉強をしていましたが、時間は少なかったです。
このことを考えても、私には自宅浪人は向いていなかったのだと思います。





同年4〜5月

浪人してから初めての模試がこの時期にありました。河合のマークと記述模試です。
予備校の授業も始まったばかりなので、そこでの頑張りがこの模試の結果に反映されるということはあまりないとチューターが言っていました。これはよく言われることではありますが、今勉強した成果は、2,3か月後の模試の結果に表れることが多いです。いろいろと不安を抱えた状態で受けましたが、結果は記述がC判定で、去年はE判定しかとったことのない模試だったから少し喜びました。





〜夏休み

単調な日々が続きました。本当に何もなかったように思えます。
ただ、予備校生活にも慣れ、それぞれの授業の特徴を把握した後、参加しなくなった授業も中にはありました。やはり大手予備校というのは、個人個人に合った授業カリキュラムを提供するのは難しいはずです。大学別のコースや学部別のコースなどが自分の通っている校舎にあれば別ですが、そうでない場合は、自分で考えて行動するしかありません。例えばですが、河合塾ではどのコースでも英語が週に4日あります。英文法、英文読解、長文読解、英作文です。東大や早慶大では英文法が独立した問題として出題されますが、東工大のように英語を軽視した大学では、そのようなことはありません。私は、その時間は別の教室で理科や数学の勉強をしていました。
このように、一般的なコース(exトップレベル国公立大コース、ハイレベル大国公立大コース)
に在籍する場合は、志望する大学の入試傾向を十分に把握したうえで授業にも参加する必要があります。





夏期講習中

基礎シリーズが終わってから、9月の頭までの1か月半の間は、自宅浪人生と同じ状況でした。
この期間の自分の勉強量はまさに竜頭蛇尾でした。
自宅浪人生の辛さを身をもって体験しました。夏には、模試をいくつか受けたのですが、そのうちの最後の模試である第2回全統記述でいい結果を残さないと受験予定校を変更しないといけない状態だったので、そこはがんばりました。




完成シリーズ

折り返し地点ですが、後半戦の方が長く感じました。この時期は大量に模試を受験しました。
これで試験慣れしたのは間違いないです。予備校の授業も演習がメインになって理解するのにとても苦労しました。センター科目の古典や地理をやるのが嫌になり、授業にも一切参加しなくなりましたが、現代文だけは講師の方がわかりやすく、授業も楽しかったので毎回出席していました。
10月になってようやく返却された全統記述模試ではB判定をもらい自信がついたのを覚えています。そして、東工大受験のキップをかけた冠模試では、あまり振るわなかったものの第一類でどちらもB判定を取ることができ、とても喜びました。






冬期講習

夏期講習とは違って、東工大の講座全科目を受講しました。あとは、早慶大理工数学とトップレベル物理も受講しました。
東工大講座に関しては英語、物理、化学はあまり良くなかった感じがしましたが、数学の授業はとてもためになりました。
数学担当の講師の方はレギュラーの人と比べても、すごいわかりやすかったです。
どの科目も5日で終わりなので、分量にしたらごくわずかでしたが、予習の段階で解けなかった問題は繰り返しやって定着させました。
この期間の勉強記録は残っていませんが、冬期講習のテキストの予習、復習に加え、完成シリーズのテキストの復習を主にやっていました。このときは予備校の往復時間が3時間ほどだったので、通学中にも勉強していた記憶があります。






〜センター試験〜

東工大の過去問に全然手を付けられていない状況だったので、センター対策は全くしませんでした。1月の初旬には、突破シリーズというセンター対策講座があったのですが、それにも参加しませんでした。去年よりは数理の学力がかなり上がったと自負していたせいか、700は超えるだろうと思っていました。そして迎えた2度目のセンター試験では、無事に8割の得点を取ることができ、何も迷うことなく東工大に出願しました。しかし、中期試験と後期試験をどこに出願するかではかなり悩みました。当初は、センターが8割くらいだったら、後期は北大の環境社会工学科に出願する予定だったのですが、いざその時になると、興味のない学科に出願するのには抵抗がありました。
そこで、北大以外にも、東北大、神戸大、横国大の願書を取り寄せました。
決定の際にはチューターや家族とも何回か話し合いました。合否判定と行きたい学部を考慮すると、神戸大が第一候補になったわけですが、最後は家族の説得があって北大に出願することになりました。願書は確か上の大学すべてのを記入しました。
中期試験は、名古屋市大と静岡県立大と大阪府立大の3つで悩んでしました。
薬学部には大して興味はありませんでしたが、チャンスを増やすという意味で名古屋市立大に出願しました。






2017年2月

8日は理科大、12日は慶應大、16日は早稲田大理工、19日は早稲田大教育、そして25,26日は東工大の入試日でした。
東工大の過去問も理科に関しては5年分ほどやり、どの年度においても7割ほどはできていたので、あとは数学次第だなと思っていました。
直前期には、過去問をたくさん解くより今までやってきたことをもう一度確かめる方が効率がいいと判断したので、主に完成シリーズのテキストの解き直しを徹底していました。
試験当日には、毎回乗ったことがない電車に乗って、試験会場まで行きました。
それが楽しみでもありました。このように、ただ緊張するというよりは、楽しんでいる面もありました。試験当日のことは前に書きましたので、これにて終了です。


コメント

  1. 「第2回全統記述でいい結果を残さないと受験予定校を変更しないといけない状態」とお書きになっています。その基準はどのようなものですか。またこの段階で変更しなければいけないのはなぜですか。東工大がもしも×だった場合、後期のボーダーラインは上がると思います。何点以下なら東工大受験をあきらめたとえば前期を東北にするというような目安がありましたか?

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    1. 第2回の全統模試では、基準こそ明確でなかったものの、両親が納得するような結果を取らないと志望校変更を考えることになっていました。
      模試は結果が帰ってくるまで1か月以上かかるので、10月の半ばあたりに結果がわかる第2回全統記述がその目安となっていました。
      私としてはたとえ結果が悪くても、2つの東工大模試で結果を残して東工大受験を認めてもらうつもりでしたが…。因みに、東工大模試については第二志望の7類の判定B以上が東工大を受験できる条件でした。


      >東工大がもしも×だった場合、後期のボーダーラインは上がると思います。何点以下なら東工大受験をあきらめたとえば前期を東北にするというような目安がありましたか?


      申し訳ありませんが、私の理解不足でここの質問の意味がわかりませんでした。
      できれば、もう一度ここの部分をお願いします。

      削除
    2. ご回答、ありがとうございます。

      →東工大がもしも×だった場合、後期のボーダーラインは上がる・・・

      申し訳ございません。わかりずらくて。

      たとえば北大などは前期のボーダーは低いものの、後期になるとボーダーが高くなります。前期東工大を受験するとなると、北大は後期しか受けられません。そこで、前期に東工大を受験するための条件として「後期の北大でA判定」というようにお考えになっていたかどうか。つまり、東工大の合格可能性ではなく、模試の後期校の判定によって東工大を受けられるとお考えだったのか、そうでないのか。拝見すると模試ではとても順調にとれていらっしゃるので、そんなことはあまりお考えではなかったのかとも。

      先生からは、早慶理工も楽ではなく、前期で東工大を受け、後期も落ちたら、抑えになるのは理科大くらいしかない。理科大の可能性が高いならば、前期は北大や東北で確実に合格したほうがよいとアドバイスされました。そんなことがあったので、上記の質問をさせていただきました。わかりずらくてすみません。

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    3. 返信が遅くなり、本当に申し訳ないです。
      補足ありがとうございます。
      確かに、後期で北大に行けそうなのかどうかは重大な問題でした。
      しかし、センター試験の結果、北大後期がかなり厳しいとわかっても東工大に出願したでしょう。と言うのも、私は東工大に出願するためにセンターの対策を一切しなかったのです。もしも、センター試験の結果がもっと悪かったら、後期の大学のランクを下げればいいだけですので、東工大受験はセンターの結果には左右されませんでした。
      前期で東北大や北大に出願するのであれば、センター対策をしっかりしたでしょう。
      東工大に出願するかどうかは、センター試験の前に決めるべきで、私もそうしました。
      そして、その基準となるのが、秋にあった2つの東工大模試の結果ということです。
      質問者さんの先生のおっしゃることも理解できますが、まだ5月です。
      今は第一志望に向けてがんばる時期です。
      また、何かあればいつでも質問してください。

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