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2017年東京理科大学 合格最低点

ようやく、今年の理科大入試の最低点が公表されました。 私が今年受験した理学部第一部物理学科の合格者最低点(補欠者含む)は161/300でした。 自己採点だと190なのですが、採点方式もわからないので、何とも言えません。 今後の受験生は、受験ブログのほうに間違えた問題を記録しておいたのでそれを参考にしてください。 例年は、もっと最低点が高いのですが、今年は物理の難化が影響したせいか思いのほか低かったです。理学部の人気が落ちてきたのもその原因の一つなのかもしれません。 昨年は理学部第一部全体の倍率が3,6倍だったのに対し、今年は3,1倍でした。 反対に、今年最も集中したのは経営学部だったようです。倍率は6倍だったようですが、文系理系どちらでも受験できることが関係しているのでしょうか。 どの大学でも言えることとしては、機械系、情報工学、建築が特に人気となっていて、高倍率となっています。 東工大では4~6類がそれぞれ該当しますが、いずれも高倍率で合格者の最低点も高いです。 早慶大についても、最低点が公表され次第記事を書く予定です。

本試の結果からみる去年からの伸び②

今回は2次試験編です。 まずは結果を振り返ります。 ②東京工業大学2次試験  去年➡今年 数学:105➡150 (+45) 英語:74➡95 (+21) 物理:16➡85 (+69) 化学:61➡93 (+32) 合計(750点満点) 256➡423 (+167) コメント 去年は合格点に達した科目が1つもない状況でした。しかし、今年は特に足を引っ張る科目もなく満遍なく得点できていました。一番出来の悪いと思っていた英語が一番得点率の高い科目で、やはり自分は理系でないことがわかりました。過去問を解いている感じだと理科は100超えしていたのですが、本番では届きませんでした。それが唯一の心残りではあります。 この結果を受けて、受験生に言っておきたいことがあります。 1つは苦手科目をつくるなということです。私は数学だけが苦手でしたが、後半は数学に力を注いでいました。その結果、本番でも合格点を取ることができました。因みに周りの合格者は100点台前半の人が多い印象を受けました。もちろん200点超えている人もいますが、今年は難化の年だったので、半分でもそこそこだと思っています。話がそれてしまいましたが、苦手科目をつくらないというのは受験戦略上とても理にかなっていることです。東工大みたいに配点が大きく偏っている大学ですら当てはまることなので、どの大学を受験するにしても苦手科目は極力なくしていきましょう。 なぜ大事かというと、受験というのは水物だからです。運が悪くて不合格になって諦めがつくのであればいいのですが、ほとんどの人はそれでいいとは思わないはずです。 大学入試においては、それまでの入試傾向と大きく変わることがしばしばあります。例えば、英語がとても難しくて差がつかないとよく言われているから、英語は捨てる(あまり勉強しない)戦略をとったとします。しかし、受験した年に限って英語が大幅に易化して、あまり得点できなかった受験生は周りと大きく差がつけられる結果となることもあります。同じような理由で、ある1つの科目に頼る戦法もよくありません。 2つ目は、現役時の成績は気にするなということです。私は現役時には150点ほど足らずに第一志望に落ちました。去年、開示結果を見た時には家族、友人からは、来年も無理なんじゃないかと言われました...

本試の結果からみる去年からの伸び①

受験ブログを見て頂けたらわかることですが、私の1年間の伸びをセンター試験と2次試験の結果から振り返ってみます。よく浪人生は伸びないと言われてるので、不安に思っている方が励みにしていただけたらと思います。 今回はセンター試験編です。 ①センター試験  去年➡今年 地理B:43➡54(+11) 現代文:65➡82(+17) 古文:37➡30(−7) 漢文:34➡24(−10) 国語計136➡136(±0) 英語筆記:165➡191(+26) リスニング:44➡48(+4) 数学①:72➡86(+14) 数学②:69➡82(+13) 物理:93➡96(+3) 化学:69➡80(+11) 合計(950点満点) 691➡773(+82) コメント 古文・漢文を除くすべての科目の点数が伸びました。 問題の難易度の差も考慮しないといけないのですが、合計で82点も伸びたので、全体的にはだいぶ学力が上がったと実感しました。 配点を考慮すると、一番点が上がったのは現代文ということになりますね。 この結果には私も驚きを隠せませんが、予備校の授業では問題の解き方を効率よく学ぶことができました。 去年は苦手だった現代文も、国語の中では一番の得点源となり、マーク模試でも9割を超えることが何度かありました。 次に伸びが顕著に見られる科目は数学ですね。 センター数学で重要なのは、いかにスピーディーに解けるかです。制限時間60分で全て解き切るのには相当な計算力が必要です。 目標の9割には届かなかったものの、去年から合計で27点も伸びました。 浪人生だからといって、あまり伸びしろがないなんてことは決してありません。 中には200点以上も点数を伸ばす人もいます。 現時点での成績では志望校に届かないからといって志望変更するのにはまだ早いです。 自分の可能性を信じて最後まであきらめずにがんばってください。

雑談

こんばんは。 受験ブログのほうで東工大の得点開示の結果を載せたので、よかったら見てください。 早稲田大理工の得点開示結果は当ブログに載せる予定なので、受験ブログのほうは終了です。 昨日は、とある古本屋に行ってきました。受験関連の参考書を見るのは久しぶりでした。 そこである本を見つけました。旧課程の良問プラチカⅢCです。プラチカの数ⅢCはかなり難しいとの評判で、見たところ河合塾大学受験科の完成シリーズTテキストと同じくらいの難易度だと感じました。 実際、全く同じ問題や類似した問題が多く掲載さてれいて驚いたくらいです。 新課程のものは見たことないですが、おそらく載っている問題も旧課程のものとあまり変わっていないことでしょう。 東工大志望の受験生が最後の演習として使用する問題集としては最適だと思います。 一度、手に取って見てみてはどうでしょうか。 そういえば、もう来年度の赤本が売られていました。まだ一部の大学しかないようですが。 難関大学では赤本と青本(駿台)がありますが、個人的には赤本のほうが使いやすかったです。 理由としては、青本の解答がとても思いつけないようなものが多いからです。 赤本は多少強引でも、これなら試験中でも思いつくことができると思える解答が多かったです。 これは特に数学について言えることですが、得意な人からすると青本の解答のほうがいいと感じるのかもしれません。やる時期は自分の学力に自信がついてからで大丈夫だと思いますが、志望校の問題の難易度や頻出分野などは今の時期からでも知っておいた方がいいでしょう。 東工大の開示結果を受けて、採点基準について思うことがいくつかあったのでそれについてまた今度書きます。

夏期講習

そろそろ予備校の夏期講習の申し込みが始まったころでしょうか。 申し訳ありませんが、今回も河合塾生に限ってとさせていただきます。 夏期講習いくつ取るべきなのかわからない方も多いとは思いますが、前期のテキストの内容がしっかり身についていないのなら、そっちの復習を優先させたほうがいいです。そもそも、夏期講習は基礎シリーズのテキストと完成シリーズのテキストのギャップを埋めるためにあるものです。両者のテキストには圧倒的な難易度の差があります。 だから、基礎シリーズの復習が済んでいないのなら、そっちを優先させたほうがいいという訳です。 もちろん、理想なのは基礎シリーズのテキストは授業が終わるころには完璧にしてあり、夏の間に講習を受けて、完成シリーズに臨むというかたちです。 ですが、基礎シリーズのテキストがまだなら、あれこれやることを増やさずに、それ1つに絞った方がいいはずです。かく言う私は、夏の間は前期のテキストの復習ばかりやっていました。夏期講習は1つも取りませんでした。 夏期講習を取らなかったからかはわかりませんが、完成シリーズではかなり苦労しました。 数学については、予習の段階で解けた問題がほとんどありませんでした。 私が数学に苦手意識を持つようになったのも、完成シリーズが始まってからです。 また、同じことを言うことになりましたが、基礎シリーズ中である今が勝負だと思っています。 ここで手を抜くと、あとあと苦労することになります。正念場だと思ってがんばってください。

第1回全統記述模試

こんにちは。 受験ブログのどこかの記事でも書きましたが、全統記述は出題分野や出題形式が大よそ決まっています(特に数学) 受験生には苦手分野を作ることなく満遍なく勉強してほしいですが、模試をいい機会として特定の分野を補強するのはいいことだと思うので、模試に向けての勉強もやってみてはどうでしょうか。 数学で言えば、第1問の小問集合を除くと、三角関数の最大最小絡み、確率、平面ベクトル、複素数平面、図形絡みの極限といったところでしょう。最後の2つはどちらか1つの選択です。もちろん、これら以外からの出題も考えられますが、2年連続で出題分野は同じでした。 採点は普通だと感じました。 英語に関しては、1度受けたことがある方ならわかりますが、現役生の方は知らないと思うので一応書いておくと、1,2は選択問題でどちらか1つを選択するのですが、多くの受験生は1番のリスニングを選択されるかと思います。長めの放送を聞いて設問5つに答えるスタンスだと思います。 配点は15点。3番は文法や語彙に関する問題で選択問題がメインですが、単語を書かせる問題が例年2つほどあります。配点は20点。4,5は長文読解です。和訳問題や説明問題が多いですが、選択式の問題もあります。オーソドックスな国公立大の二次試験のような感じです。 配点はどちらも60点です。6番は英作文です。並べ替え問題4問と簡単な英訳問題、そして本格的な英作文からの出題になるかと思います。配点は45点。 採点に関しては、長文問題は甘めに感じましたが、英作文はしっかりしていると思います。 理科に関しては、個人的に時間が厳しいように感じましたが、本番の試験でも多くの大学が1科目当たり60分だと思うので、いい練習になると思います。第1回に関しては物理は力学、波動のみからの出題です。化学は理論分野からのみです。 化学は記述問題も中にはありますが、ほとんどは〇か×かに分かれる問題ばかりです。

合格までの道のり 浪人編

現役編からの続きです。 2016年2〜3月 浪人を決意した当初は、1年間自宅浪人をするつもりでいました。結局、予備校に通うことになりましたが、その辺の経緯については当時の記事が残っていますので、ここでは割愛します。 予備校は4月から始まるので、それまでは家で勉強をしていましたが、時間は少なかったです。 このことを考えても、私には自宅浪人は向いていなかったのだと思います。 同年4〜5月 浪人してから初めての模試がこの時期にありました。河合のマークと記述模試です。 予備校の授業も始まったばかりなので、そこでの頑張りがこの模試の結果に反映されるということはあまりないとチューターが言っていました。これはよく言われることではありますが、今勉強した成果は、2,3か月後の模試の結果に表れることが多いです。いろいろと不安を抱えた状態で受けましたが、結果は記述がC判定で、去年はE判定しかとったことのない模試だったから少し喜びました。 〜夏休み 単調な日々が続きました。本当に何もなかったように思えます。 ただ、予備校生活にも慣れ、それぞれの授業の特徴を把握した後、参加しなくなった授業も中にはありました。やはり大手予備校というのは、個人個人に合った授業カリキュラムを提供するのは難しいはずです。大学別のコースや学部別のコースなどが自分の通っている校舎にあれば別ですが、そうでない場合は、自分で考えて行動するしかありません。例えばですが、河合塾ではどのコースでも英語が週に4日あります。英文法、英文読解、長文読解、英作文です。東大や早慶大では英文法が独立した問題として出題されますが、東工大のように英語を軽視した大学では、そのようなことはありません。私は、その時間は別の教室で理科や数学の勉強をしていました。 このように、一般的なコース(exトップレベル国公立大コース、ハイレベル大国公立大コース) に在籍する場合は、志望する大学の入試傾向を十分に把握したうえで授業にも参加する必要があります。 夏期講習中 基礎シリーズが終わってから、9月の頭までの1か月半の間は、自宅浪人生と同じ状況でした。 この期間の自分の勉強量はまさに竜頭蛇尾でした。 自宅浪人生の辛さを身をもって体験しました。夏には、模試をいくつか受けたのですが...